マガジンハウス新書<br> 沈む祖国を救うには

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マガジンハウス新書
沈む祖国を救うには

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784838775293
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

物価上昇にステルス増税、政財界の癒着、そしてマスメディアの機能不全……
激動の国際社会の中で、沈みゆく「祖国」に未来はあるか!? 
ウチダ流「救国論」最新刊!!

ここ数年で、加速度的に「冷たい国」になってしまった日本。
混迷を極める永田町、拡大する経済格差、税の不均衡、レベルが落ちた教育界など問題が山積となっている。
また、アメリカの新大統領がトランプに決まり、国際情勢も先行きが不安定である。
生活苦しい国民に手を差し伸べることのない冷たい国で、生き抜いていくためにはどうしたらいいのか……。
この「沈みゆく国」で、どう自分らしく生きるかを模索する一冊!

内容説明

激動の国際社会の中で、沈みゆく「祖国」に未来はあるか!?

目次

第1部 冷たい国の課題(衰退国家の現在地;世界の中を彷徨う日本;温かい国への道程)
第2部 冷たい国からの脱却(社会資本を豊かにするために;教育と自由(「自由の森学園創立40周年記念講演」より))

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授、神戸市で武道と哲学研究のための学塾凱風館を主催、合気道凱風館師範(合気道七段)。東京大学文学部仏文科卒、東京都立大学人文科学研究科博士課程中退。専門は20世紀フランス文学・哲学、武道論、教育論。第六回小林秀雄賞(『私家版・ユダヤ文化論』)、2010年度新書大賞(『日本辺境論』)、第三回伊丹十三賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

57
内田センセの本は、気付け薬として目に付く範囲で購読している。本書は「朝日新聞」「中日新聞」以下幾つかの紙誌に掲載された文章に手を入れたもの。全体がやや暗い論調の中で、日本がまだ捨てたものではないとして、社会資本を豊かにするために、コモンの再生や「日本的コミューン」を立ち上げることを訴えていることに光明を見出す。ほんの小さな場を創ることならば、誰にもできることではないか。昨今の米騒動を見るにつけても、農業を基幹産業にする、そして農業と医療と教育に資源を重点的に振り分けるという、センセの主張に説得力を感じる。2025/04/02

九曜紋

9
各所への寄稿文を収集、編集したものなので、やや纏まりを欠くのはやむを得ないところ。安倍晋三以来の自民党の驕りと腐敗、資質がないのに権力の座に固執する兵庫県知事を切って捨てる筆致は痛快。しかしトランプ政権に対してはポピュリズムの発露と捉えているようだが、むしろ民主党政権下での行き過ぎたリベラリズムへの米国民の異議申立てと観るべきでは?驚くのは人口減少による大学の定員割れの問題に関して、中国人留学生を充当せよ、との説は噴飯もの。彼らが卒業後、日中友好の架け橋になる、というが、逆だろう。内田センセ、大丈夫か?2025/04/21

Ryuya Matsumoto

6
今回も期待を裏切らない、なるほど目から鱗のウチダ節。考えるヒントがたくさん。時々武道の話が出てくるのも嬉しい。みんな、優しくなろう、大人になろう。そう呼びかけられてる気がします。2025/04/21

funuu

6
なんかXでつぶやいてるのを本にした感じ。 中国から留学生にどんどんきてもらえばいいは学校経営陣側の意見。 中国人が日本にきて学んで親日家が増えて中国との戦争が防げる。そんな上手くいかない。 しかも学費は日本が出している場合がかなりある。1970年生まれ。 東大卒 安倍晋三さんを 賢くない人物が独裁的な事をやったので今日のようになった論 野党がやっても同じでは 天皇新政みたいなのが理想らしが 本人も言う通りユートピア2025/03/26

tokko

5
内田先生のブログ、「内田樹の研究室」で読んだことがある文章なので特別「新しさ」を感じさせるものではありません。けれど、このように改めて項目ごとに目次を立てると、内田先生の言説の首尾一貫さとか「ブレなさ」が際立ってくると思います。さまざまな問題の所在を輪郭をなぞりながら明らかにしていますが、いちおう僕が先生から受け取ったメッセージは「市場原理が入り込むべきではないところにまで入り込んでいる」という問題提起でした。さて、これから日本が住み良い社会になるために何ができるか考えないといけませんね。2025/04/29

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