内容説明
弱視ろうであるわたしの半生を絵本にしてみました。みなさんにとっても決して無関係ではないので、ぜひ読んでみてください。2019/6/26(20:34)投稿のTwitterより。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
117
生まれつき耳が聞こえないうえに、目もだんだん見えなくなるなんて、私には想像もつかない世界にいる椿さん。手放すものが増えていく現実だけれど、人生を諦めることなく工夫して前向きに生きていこうとする姿勢に胸を打たれた。「好きなことがいつまでも手元にあるとは限らない」「愛することを後回しにすんな、今愛せ!」の言葉が身に沁みた。2022/02/10
なつ
27
行く予定ではなかった図書館で偶然出逢った本。タイトルを見て「どういう意味なんだろう?」と興味本位で棚から引き出しただけだった。なのに。まさか。だけど。なんで。私にとって一生忘れられない作家さんとなった。今の私にとっては全然他人事じゃない。未来のことは分からないけど、分からない=その可能性もなくはないってこと。もしその時が私に訪れたら、彼女のように強く、逞しく、前向きに、居られるのか、生きていけるのか。好きなこと・もの・人、全てを手放すことになったって、絶対諦めない。そんな風に思えるだろうか。自信は…無い。2023/07/10
gtn
27
彼女のは夜を手放した代わりに、大事な大事なものを手に入れた。勇気と希望。自分を含め、普通に生きている人間は、それを手放している。2021/10/06
くさてる
23
Twitterで紹介されていたイラストが気になっていたのだけど、書籍化されたと知り手に取りました。生まれつき耳が聞こえなかった著者が病気の進行に合わせ、目も見えなくなっていく。その事実を前にした思いに声もない。描かれているカラフルな色彩と強い言葉が、病でも奪えないものを表現していると思いました。2021/04/10
Cinejazz
16
〝今まで出来ていたことが出来なくなっていくことに気付いた時の絶望感、それの繰返しにより生に対する執着心も薄れていく・・・〟生まれつき耳が聞こえないことに加え、次第に見えなくなっていく目の病気(アッシャ-症候群)を患っている著者が、いちばんの趣味である物語を創り小説を書くことに命の情念を燃やして創作された、勇気と感動を奮い立たせる大人への絵本です。〝私は出来なくなったからといって、諦めません。やりたいことをやるために、出来なくなったことを出来ることに変えていくために、新たな工夫を重ねています〟 2022/02/06
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