ねほりんぱほりん ニンゲンだもの

ＮＨＫ「ねほりんぱほりん」制作班【著】

マガジンハウス（2017/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 263p／高さ 19cm
• 商品コード 9784838729135
• NDC分類 699.67
• Cコード C0095

出版社内容情報

人形だから話せる！？　
人形でしか話せない！？　
人形劇×赤裸々トーク NHK「ねほりんぱほりん」の番組書籍が登場！
あの番組でも放送できなかったタブーも掲載？制作秘話などの裏話も満載。

モグラの人形に扮した聞き手の山里亮太（ねほりん）とYOU（ぱほりん）が、
ブタの人形に扮した顔出しNGのゲストからねほりはほり本音を聞き出す
人形劇トーク番組NHK「ねほりんぱほりん」。
2016年10月ギャラクシー賞・月間賞を受賞するなど、
各メディアでも話題沸騰中。

愛らしい人形の様子とは裏腹に、
SNSで東京のリア充OLのふりをする地方在住の“偽装キラキラ女子”
東大卒以外は人間ではないと言い切る“ハイスペ婚の女”
つらい薬物依存体験をリアルに告白する“元薬物中毒者”
選挙戦の苦労を語る”元国会議員秘書”など

赤裸々な話を掘って掘ってほりまくり、世相と人間の闇を斬ってきた。

この番組内のトークや放送内容・制作秘話や書籍版オリジナルのおまけも収録し、
１冊に濃縮してお届けします。
番組のファンはもちろん、人間ノンフィクションとしても読み応えのある本です。

内容説明

ＳＮＳで東京のリア充ＯＬのふりをする地方在住の“偽装キラキラ女子”、東大卒以外は人間ではないと言い切る“ハイスペ婚の女”、子育て中の薬物依存体験を告白する“元薬物中毒者”、選挙戦の苦労を語る“元国会議員秘書”…緻密な取材で掘って掘って掘りまくった末に見えてきた、現代の世相と人間たちのリアル。プロ彼女、占い師、宝くじ１億円当せん者、元国会議員秘書…人形劇トーク番組「ねほりんぱほりん」が取材した衝撃の１７編と裏話。

目次

プロ彼女
没落社長
芸能スクープ記者・カメラマン
偽装キラキラ女子
元国会議員秘書
元薬物中毒者
２次元しか本気で愛せない女たち
ハイスペ婚の女
保育士
宝くじ１億円当せん者
痴漢えん罪経験者
占い師
養子
億り人
ナンパ教室に通う男
地下アイドル
整形する女

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[鷺@みんさー]

白地に蛍光ピンクって目に眩しい！痛い！って思ったのに読んでく内に慣れた。ほぼ放送を見たものだったのだが、若干未収録部分も入ってたり、逆にカットされた部分もあった。プロ彼女は見てなかったのでほぉほぉと興味深く。努力って大事よね。既知のものでもやっぱり深いので結局全部面白かった。巻末に人形操演者など、番組裏側の根掘り葉掘りアリ。番組見たことない方は、これを機にぜひ。なんていうか、みんな一生懸命生きてるよね。私もボチボチやってこうって思える。グッと来るぜ

2018/11/11

[MAEDA Toshiyuki まちかど読書会]

プロ彼女、没落社長、芸能スクープ記者カメラマン、偽装キラキラ女子、元国会議員秘書、元薬物中毒者、二次元しか本気で愛せない女たち、ハイスぺ婚の女、保育士、宝くじ一億円当選者、痴漢えん罪経験者、占い師、養子、億り人、ナンパ教室に通う男、地下アイドル、整形する女、みんなちがってみんないい！にんげんだもの！！　個人的にはネトゲ廃人も入れてほしかった。

2018/08/26

[白玉あずき]

目を刺すショッキングピンクの大活字。なにこれって手にとって見たら、幼児向きではなくＮＨＫ深夜の番組だっていうし、圧倒的な違和感につい読んでしまった。面白い。この年まで生きてきて、こんな面白い（変わった）人達は私の周りにはいなかった。そこで、さすが東京さにはいろんな人がいるなあ、田舎とは違うのぉと感じ入ってはイカンのだ思う。自分の視野が狭くて見えなかっただけだろ、人間それぞれが物語を持っているのだぞ。はいすいません。それをブタの人形劇とは・・・さすがＮＨＫ。人が懸命になるスイッチは、理解不能でどこか喜劇的。

2018/04/13

[ケー]

NHKの 人気番組「ねほりんぱほりん」で放送された回をまとめた&制作の裏側。途中から見始めたので見逃した回を文章とはいえ、読めたのは嬉しかった。そして制作の裏側。人形に人間世界の裏話をさせるっていうコンセプトを編み出したディレクターはもちろんだけど、何気に重要なのは人形制作とそれを操る人形師。今となってはNHK、それも教育テレビぐらいでしか見ることはできないが、その方たちのテクニックや苦労を読めたのがとてもよかった。

2017/12/17

[瀧ながれ]

番組は未視聴。NHKなのに司会進行が山里亮太とYOUだという段階で攻めの姿勢を感じ、読みましたあとにも最近のNHKの立ち姿の力強さに感嘆いたしました。だって現実に存在するしさ、「偽装キラキラ女子」も「元薬物中毒者」も「ナンパ教室に通う男」も「整形する女」もさ。存在する人へのインタビューで、YOUさんの率直な質問の多くはわたしの正直な疑問だったりするので、だんだん見えてくるその人の腹の底とか、とても興味深いです。その人を理解できちゃったりできなかったりするうえ、YOUさんの突っ込みに翻弄される山里氏もよい。

2018/09/26