国家がよみがえるとき―持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由

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国家がよみがえるとき―持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838727612
  • NDC分類 302.389
  • Cコード C0095

出版社内容情報

挫折のたびによみがえるフィンランドの強さとは?

フィンランドと日本、それぞれの国を代表する若手社会学者である著者2人が、
高福祉、高教育の「理想の国」フィンランドで現地取材を敢行!
フィンランドの学者たちの論文も読みながら、“折れない国家”の秘密を探る社会文化論。

はじめに
 フィンランドは、何度でも立ち上がる 古市憲寿
 正解のない時代にフィンランドの社会を「近距離」から考える意味  トゥーッカ・トイボネ

第1 章「森と湖の国」フィンランド
 論文1 幻想的な国の土地と民族と自然
 論文2 フィンランド人は幸せか
 論文3 男女平等の真実
 「まとめ」

第2章 フィンランドの教育は本当に素晴らしいのか
 論文4 教育大国で鳴り響く不協和音
 論文5 「友達」が少ない子ども、自殺する若者たち
 「まとめ」

第3章 幸福なフィンランドの若者たち
 論文6 「落ちこぼれ」や「ニート」たち
 論文7  若者たちは幸福か
 「まとめ」

第4章 「起業大国」フィンランド
 論文8 ヘルシンキの春
 論文9 「創造性」のパラドックス
 論文10 日本とフィンランドにおける創造性とイノベーション
 論文11 信仰としての「イノベーション」
 「まとめ」

最終章 これからもフィンランドは復活し続けるか
 トゥーッカ・トイボネン/古市憲寿

【著者紹介】
1979年フィンランド、ヘルシンキ生まれ。立命館アジア太平洋大学卒業。2009年にオックスフォード大学博士号取得(社会政策学)。東京大学、京都大学、慶応大学、GLOCOM (国際大学)などを経て、現在はロンドン大学SOASにて経営学准教授を務める。経済を「アップデート」しようとするデジタル社会起業家やイノベーション・ラボなどを研究中。専門分野は組織社会学。著書に『若者問題の社会学』(明石書店)などがある。最新情報はHP(www.tuukkatoivonen.org)やTwitter(@tuukkatoivonen)を参照。

内容説明

挫折のたびによみがえるフィンランドの強さとは?フィンランドと日本、それぞれの国を代表する若手社会学者である著者2人が、高福祉、高教育の「理想の国」フィンランドで現地人材を敢行!フィンランドの学者たちの論文をもとに、“折れない国家”の秘密を探る社会文化論。

目次

第1章 「森と湖の国」フィンランド(幻想的な国の土地と民族と自然;フィンランド人は幸せか;男女平等の真実)
第2章 フィンランドの教育は本当に素晴らしいのか(教育大国で鳴り響く不協和音;「友達」が少ない子ども、自殺する若者たち)
第3章 幸福なフィンランドの若者たち(「落ちこぼれ」や「ニート」たち;若者たちは幸福か)
第4章 「起業大国」フィンランド(ヘルシンキの春;「創造性」のパラドックス;日本とフィンランドにおける創造性とイノベーション;信仰としての「イノベーション」)
最終章 これからもフィンランドは復活し続けるか

著者等紹介

古市憲寿[フルイチノリトシ] [Toivonen,Tuukka]
1985年東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所初席所員。「経済財政動向等についての集中点検会合」委員、内閣官房「クールジャパン推進会議」委員などを務める。日本学術振興会「育志賞」受賞

トイボネン,トゥーッカ[トイボネン,トゥーッカ]
1979年フィンランド・ヘルシンキ生まれ。立命館アジア太平洋大学卒業。2009年にオックスフォード大学博士号取得(社会政策学)。東京大学、京都大学、慶應義塾大学、GLOCOM(国際大学)などを経て、現在はロンドン大学SOASにて経営学准教授を務める。専門分野は組織社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメフトファン

41
スウェーデン、デンマーク等を北欧とひとくくりにすることが多いですが、当然それぞれの国に個性がある事が良く理解できる本でした。人口約500万人のフィンランドが当然のことながらビジネスの相手は世界になる事から子供のころから当たり前のように英語を使いこなし、さらにドイツ語等を学ぶという事実が興味深い。日本では確かに英語を幼い頃から学ぶべき、いや学ぶべきでないという議論が繰り返されていますが、これからのグローバル化した世界、そうした人口減に直面する日本人には英語は必須だという事を改めて実感しました。2015/12/06

壱萬参仟縁

39
脚注もある学術的な雰囲気もある本。古市先生のはこういう構成が多い気がする。オックスフォード大ではD論はPhD thesisではなくてDPhil thesis というらしい(018頁脚注4)。フィンランドには日本よりは、はるかに何度でもやり直しがきく社会に思える。しかし現地研究者は、失敗者に対して厳しい文化と述べるのは興味深いという(138頁脚注60)。いずれにせよ、失敗は失敗という烙印を押されるわけだ。再チャレンジに寛容な社会はそう多くない証か? 2016/05/05

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

22
紹介してくださった方は、現役の公立中学校国語教諭として「教育」を入り口に現地へ赴き、幾度か渡航を重ねるにつれフィンランドという国全体のことを考えるようになったという。 その彼女が「フィンランドという国の今を知るならこの1冊」と言い添えて紹介したことが、この本がフィンランドの実情を如実に表していることを保証している言えよう。2018/09/29

魚京童!

14
でも日本語通じないんでしょ。戦争をしていた国は強い。当たり前だと思う。必死に生きることを求められるから。定期的に戦争をすればいい。そうすればお金も稼げる。経済も回せる。コロナが出てきたから中国を攻撃しよう!コロナが拡散してるから、今がイタリアだ。世界一の発症者を出したからアメリカへ。成功体験が後々有利になるから、どこかで勝たなくてはいけない。でもそれにおごってもいけない。難しいよね。幸福だって言い続ければ幸福になる。信念をもって行動することが重要だ。日本の結果のがいい感じだと思う。別に他人がどう思うが関係2020/03/29

苦虫

13
小論文集。フィンランド人の論文をお目にかかることはなく、非常に興味深く、そして理解しながら読めた。あの軽い本とは異なり、しっかりお勉強できる(あくまでフィンランド入門)。北欧は光の面だけ見られがちだけど、目を背けたい部分もしっかり見つめて、考えていて良い。色々考えるためのフックがある。フィンランドでも若者の政治無関心が進んでるし、自殺率も高い。想定がおしゃれで挿絵もカワイイ。2015/07/18

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