世界から猫が消えたなら

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世界から猫が消えたなら

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  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838725021
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

消してみることで、価値が生まれる。
失うことで、大切さが分かる。
感動的、人生哲学エンタテインメント。

僕は生きるために、
消すことを決めた。

今日もし突然、
チョコレートが消えたなら
電話が消えたなら
映画が消えたなら
時計が消えたなら
猫が消えたら
そして
僕が消えたなら

世界はどう変化し、人は何を得て、何を失うのか
30歳郵便配達員。余命あとわずか。
陽気な悪魔が僕の周りにあるものと引き換えに1日の命を与える。
僕と猫と陽気な悪魔の摩訶不思議な7日間がはじまった―――

消してみることで、価値が生まれる。
失うことで、大切さが分かる。
感動的、人生哲学エンタテインメント。


○著名人からの賞賛コメント

小山薫堂(作家 脚本家)

困ったことに、面白すぎる。
軽やかでありながら、深く、
笑ってしまうのに、切ない。


中谷美紀(女優)

読み終わった後、大切な人に
逢いに行きたくなりました。


SEKAI NO OWARI
Fukase(ミュージシャン)

183ページ8行目からの
「言葉」に、胸を打たれた。
あの主人公のお母さんのような気持ちを、
僕は、いつか産まれてくる
子供に抱く事が出来るだろうか。
もし同じように想えたら、
僕の生涯は最高のハッピーエンディングだ。


大根仁(映画監督)

参った。泣けて泣けて仕方がない。
映画を作っているときの
川村元気は悪魔のような男なのに、
この小説はまるで聖書じゃないか!

月曜日  悪魔がやってきた
火曜日  世界から電話が消えたなら
水曜日  世界から映画が消えたなら
木曜日  世界から時計が消えたなら
金曜日  世界から猫が消えたなら
土曜日  世界から僕が消えたなら
日曜日  さようならこの世界

【著者紹介】
川村元気(かわむら・げんき)
1979年生まれ。映画プロデューサーとして『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』などを製作。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia 2010」に選出され、2011年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。現在Casa BRUTUS誌にて「Tinny ふうせんいぬティニー」を連載中。本書が初の著作。

内容説明

僕の葬式。僕の枕元に集まる人はどんな人たちだろうか。かつての友達、かつての恋人、親戚、教師、同僚たち。そのなかで僕の死を心から悲しんでくれる人は、何人いるのだろうか。僕と猫と陽気な悪魔の7日間の物語。

著者等紹介

川村元気[カワムラゲンキ]
1979年生まれ。映画プロデューサーとして『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』などを製作。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia 2010」に選出され、2011年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。『世界から猫が消えたなら』が初の著作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱんにゃー

760
【いろいろ】 皆さんの感想を読んで、色々な感じ方(生き方)があるのだなぁと思いました。 いい物語に出会えて感謝♪ ありがとうございます。 2014/10/25

射手座の天使あきちゃん

652
30歳郵便局員が脳腫瘍で余命わずかと宣告された 彼は1日の生を得るために地球上からひとつずつ何かを消す契約を悪魔と結ぶが・・・ 何となく有りがちな設定に、どこか中途半端な主人公の行動や悪魔の言動(笑) 映像のミラクルクリエイターにも心揺さぶる言葉を操るのは荷が重すぎましたか? <(^_^; 川村元気さんのリベンジに期待です、次回作に幸多からんことを!!(笑)2013/06/16

風眠

534
余命7日の郵便配達員の男、悪魔との契約で寿命を1日延ばす代わりに、この世界から何かをひとつ消す。電話、時計、映画、そして猫。この世のあらゆるものはたぶん、あっても無くても生きるのに支障はない。でも、無くなったらやっぱり困るってものはある。たとえば好きな人とか。本文中でチャップリンの言葉「人生は近くで見ると悲劇だけれど、遠くから見れば喜劇だ。」が印象的に引用されているのがとてもいい。アロハのちゃらい悪魔、ござる口調の猫、死んだ母親が残した「死ぬ前にしたい10のこと」、毒と純粋が入り混じる哲学のような物語。2013/02/21

しゅわ

467
【図書館】本屋大賞候補&派手な広告&この表紙につられ手にとりました。余命わずかと診断された30歳郵便配達員の前に悪魔があらわれ、何かひとつと引き換えに余命を1日づつ伸ばしてくれる…というお話。期待し過ぎたせいかしら?“電話”や“映画”が消えた日常が主人公の納得だけで帰結しちゃってて残念。個人的に似た経験をしているため、レタスちゃんとのお別れとお母さんの手紙は号泣でしたが、もう少し 主人公が“気付く”ところを丁寧に描いて欲しかったなぁ~という印象。自分だったらどうするか?考えさせられます。2013/08/28

優愛

427
自分が生きるために世界から何かを消すことを決めた。悪魔に促されて不必要だと判断した上で消してきたチョコレートや電話、映画、時計。でも気付けば全て、自分の生きた日々を彩ってきたかけがえのない存在だった。当たり前に同化したかけがえのない大切なものに気付く瞬間が私は数々読んだ物語の中で何より美しいと思う。必要なものと不必要なもの。そのどちらかだけで成り立っているような世界だけど実は違くて。僕が死んでも世界は何も変わらないかもしれない。でも同時にきっと悲しんでくれる人もいる、そんなたまらなく愛しい世界でもある。2014/11/15

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