内容説明
雑誌『カーサ ブルータス』の人気連載が待望の書籍化。利休の末裔、現代茶の湯の若き牽引者による、目からうろこの日本文化解説。
目次
第1章 かたちの周辺(茶の机;木地釣瓶;好みと写し;見立て;水;呼継ぎ;東求道同仁斎;銀閣寺と月;松花堂弁当;袈裟;ふきよせ)
第2章 美の周辺(仏像;焼経;美麗;古筆切;曼荼羅;本地垂迹;山水画;たて花;狩野永徳「四季花鳥図襖」;長谷川等伯「松林図」;琳派;長沢芦雪;ルーシー・リー)
第3章 茶の周辺(濃茶;炭;炉;竹花入;茶入;たばこ盆;楽茶碗;高台;茶箱;箱書;銘;結界;床と掛物;一汁三菜;茶とキリスト教;清め;つくばい;にじり口;献茶式;稽古;織部;千利休;わび・さび;伝燈)
著者等紹介
千宗屋[センソウオク]
1975年京都府生まれ。本名は千方可(まさよし)。茶道三千家のひとつ、武者小路千家家元後嗣(次期家元)。斎号は隨縁斎。慶應義塾大学大学院修士課程修了(中世日本絵画史)。2008年、文化庁文化交流使として一年間ニューヨークに滞在。日本美術史から茶道具、古美術、現代アートにいたるまで造詣が深い。明治学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぐっちー
6
日本古来からの文化、茶の湯、それらは古くさいものではなく、寧ろ今でも斬新。突き詰めれば、私たちの生活の美意識に深く根付いているのだと教えてくれる。武者小路千家の次期宗匠でとても勉強されている宗屋さんのセンスがキラリと光る。2013/12/07
大五郎
1
日本のことをもっと知りたくなった。 2021/07/05
りょうはるまみ
1
武者小路千家次期家元 著堅苦しくなく、読みやすかったお茶のお稽古精進せねば!2015/03/07
Tsuchi(TSUCHITANI.K)
1
各章のサブタイトルが「ナイス!」2013/03/20
かずとよ
1
日本人が美しいと思う感性であったり、物に対する態度であったりが、茶を通してとてもわかりやすく解説されており、楽しめる。2012/10/03
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