内容説明
認知症にならないためには料理。自分を甘やかさず、気を抜かず。怖い思いも不安も切り抜ける「仕方がない」の効用。大震災を経験した今こそ、欲望の整理ができるとき。眼れない夜は、朝ごはんの下準備。―年をとるのが怖くなくなる前向きスイッチONの知恵。
目次
93歳、その素晴らしい明晰さの秘密は?
この省電時代、吉沢流の賢い暮らし方は?
暮らしの流儀、その根っこにあるものは?
食の流儀、おいしいものがくれる力とは?
規則正しい日々の暮らしがもたらすものは?
心地よく自然体のまま人と付き合うコツは?
からだの支度、元気でいきいきの秘訣は?
悲嘆、落胆から抜け出す方法は?
お金や老いのあれこれに向き合う術は?
著者等紹介
吉沢久子[ヨシザワヒサコ]
家事評論家。1918年、東京生まれ。文化学院卒業。文芸評論家の古谷綱武と結婚し、そののち、昔から日々の暮らしの中で培われてきた伝統的な文化や技、知恵を、現代の生活の中で活かす暮らしの楽しみを提案。年を重ねても心豊かに充実した生活をおくる日々を綴ったエッセイの執筆や講演活動など、近年も幅広く活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みえ
43
他にも本をたくさん出されてるようなので、読んでみたい。2018/05/08
ふう
26
一人暮らしの友人が貸してくれました。わたしは一人暮らしではありませんが、老いていく身として共感できる内容がたくさんありました。仕事と育児にがむしゃらに頑張ってきた時代が過ぎ、親の介護のために仕事を辞めて家族中心の生活となった現在、まだあまり自分の身辺を整理する時間はありませんが、気持ちの準備は始めなくてはと思いました。 基本的にはルールを決めきちんと生活するけど、その時々の風の吹き具合(?)で応用に過ごす柔軟さがいいですね。『目標は未来にある』と写真や手紙を処分する勇気もすごい! 2012/11/10
退院した雨巫女。
11
《私-図書館》吉沢先生のような老後が、憧れです。私の老後は、不安ばかり。2022/03/26
yamaneko*
7
くよくよせず、淡々と自分のすべきこと、欲することをする。割り切りが潔く、他人のことに踏み込まない姿勢も“交わり水の如し”でステキです。 戦争を体験した人の生活力の底力を感じました。2012/05/09
BEAN STARK
6
いくつになっても、食べてみたい、見てみたい、確かめてみたいという気持ちは衰えない。冷凍活用術。2023/10/31