目次
すみっこには何がある?
パリのなりたちを少し
フランス語のエチケット
ばら色の人生のひみつ―ずっとふたりでガンゲット
変わらないパリに会いたくて―古いカウンターのある店へ
マダム・バルディナとゆく―95番のバス旅行
楽園の庭番
プップさんのポトフ
小さな宝石、コンフィズリ
リュクサンブール公園のお友だち―ギニョールは200歳〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
13
パリが舞台の小説を読んでパリの雰囲気になりたくて、探したらこの本「すみっこ」っていう響きも気になるし、ザラッとした紙質や印刷のにおいもいい感じ。表情豊かなパリっこにドキドキ。嬉しそうに料理をするプップ伯母さまからはポトフとグリビッシュソースのレシピを。こどもたちからはムギュってつぶしてミルクで浸したチョコパンを(笑)。澄まし顔のベレー帽のマドレーヌさんからは「自分のジャンルを知る」ということを、教わりました。憧れるだけですみっこにもいけないけど、パリはやっぱり素敵。2017/02/25
豆
8
友達にプレゼントしてもらった本です。ビジュアル本としても楽しいし、個人にスポットを当てた文章はとても読み応えあります。私はぞうきん犬の話では「確かに!!」と微笑ましくなり、「genre」の話では身の引き締まる思いです。原語は日本語の「ジャンル」より少し層の厚い意味を持ち、「流儀・ふるまい・風采・好み」など、人間の品格やタイプを表す言葉だそうです。自分のジャンルを知る事、その大切さをマドレーヌさんに教わりました。とても良い本を頂きました。2010/12/20
ゆまたろ
7
夏旅読書No.9。大好きなパリ。2010年発行の本書だが、おそらく掲載されている場所のほとんどがそのままそこにあるだろう。表紙のパステルの写真が印象的。子育てひと段落したらまた行きたいな。2015/08/21
M2
5
シェイクスピア書店が紹介されている。2021/07/29
ちいさな図書館
4
外国旅行をしたことがない私には、なんだかおとぎの国のようだなぁ。写真も、文章も、クウネル本誌同様心地良い。単行本には単行本の良さがあるから、これからもいろいろ出してほしいな。2011/03/22