内容説明
サブプライムからオバマ大統領就任まで。旬のニュースが45分で脳に直接浸透!シリーズ第一弾。
目次
1 「世界恐慌」が起きてしまった
2 「サブプライムローン」が破綻した
3 原油価格が暴騰した
4 金融危機の第二幕始まる
5 アメリカで自動車が売れなくなった
6 原油価格下落で中東のバブルもはじけた
7 日本の銀行の貸し渋り始まる
8 世界中の金利がゼロに近づく
9 一九二九年の再現が
10 私たちは何をすればいいのか
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年、NHK入局。2005年まで32年間、報道記者として、さまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題などを担当する。1994年から11年間は、「週刊こどもニュース」のお父さん役としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
9
サブプライムローンから始まった金融危機について、内実はそこまではっきり理解していなかったのでかなり助かった。なんというか、本当に風が吹けば桶屋が儲かる式に、小さな綻びが巨大な歪みを巻き起こしていったのが露骨に提示されていて本当に現代怖い。ローンの権利を投資銀行に売り付けてそれをまた金融商品にしてって入り口からなんかおかしすぎる。住宅の話から原油やとうもろこしまで高騰して貨幣も…ってグローバルホラーですがな。文章がすごくよかったからいいけど体裁から考えたら図解をつけてもよかったかも2012/12/16
がんぞ
5
『世紀の空売り』を先に読むと、「高度の数学を駆使して設計された」金融商品の内容を誰も理解していなかったこととか、商品開発によって巨額(1年で日本の普通のサラリーマンの生涯所得を遥かに超える額)の報酬を得てそれにAAAの格付けをした格付け会社社員が罪に問われず、かえって警告し保険=空売り商品を開発した者が世間に非難されたのは何故など突っ込みたいのだが、根本的には“不動産の価格はそれに住む住人の収入で決まる”の原理→アメリカ全土の全産業で雇用数・所得が下落という“ありそうにないこと”想定外はおこりがちの法則!2013/11/30
村越操
5
グローバルの本質が理解しやすい一冊。世界で起こることが日本、ひいては個人にも影響があるということをリーマンショックを題材に説明してくれる。こういう本を読んで、物事の因果関係を学ぶ行為を続けていきたいと思いました。2012/09/10
ふろんた2.0
5
わかりやすく学べました。金融との付き合い方について池上さんの意見も知ることができた。2011/09/15
コダマ@ようやっとる!
4
分かりやすい 2017/06/29
-
- 電子書籍
- スペイン大富豪の結婚劇【分冊】 6巻 …