内容説明
「ラー油は餃子にかけるもの」ではないのです、石垣島ラー油の場合。辛いだけではない、ハーブから作られる石垣島ラー油の秘密に迫る!石ラー簡単レシピ、ウワサの「辺銀食堂」メニューも。
目次
1章 沖縄移住までの道のり―北京、東京、南極(出会いはラー油のふるさと中国;料理当番を奪い合う新婚生活 ほか)
2章 南の島で生まれたペンギン(最初の家に恵まれて、楽しい島暮らし;西表島に通って琉球紙を学ぶ ほか)
3章 石ラー誕生のヒミツ(石ラーのデビューは惨敗;運命の言葉は「もっと作ってください!」 ほか)
4章 中身からボトルまでこだわるのがペンギン流(「おいしいラー油」という斬新な価値観;オジー、オバーが手塩にかけた原料 ほか)
5章 マイペースで楽しく命薬を作りつづける(ペンギンにパワーとエネルギーをくれた人々;ニセ石ラーに対して一言 ほか)
著者等紹介
辺銀愛理[ペンギンアイリ]
東京生まれの米国育ち。93年に中国・西安出身の崔暁峰と結婚し、99年に石垣島へ移住。夫の帰化とともに名字が変わり、日本で唯一の「辺銀(ペンギン)」となる。現在、石垣島ラー油を製造販売し、「辺銀食堂」「こぺんぎん食堂」を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あや
11
映画をきっかけに、石垣島でラー油を作っている辺銀(ペンギン)ご夫婦のことがもっと知りたくなって読みました。石垣島に移住し、美味しい食べ物に出合い、石垣島ラー油が生まれるまでの話では、辺銀夫婦が本当にワクワクと楽しみながら島の一員になっていく様子が見えたり、協力者であるオジーやオバーたちの温かさ、辺銀夫婦との信頼関係も伝わってきます。お金儲けよりも、商売だけでなく、周りの人たちとの関係もうまくいってみんなが幸せになることをモットーにしている、そんなご夫婦の気持ちがこもった石垣島のラー油、食べてみたいです。2017/05/14
オカピー
8
こういう生き方をする家族、素敵ですね。いつも自然体で、石垣島の生れでないのに、ここまで地元に溶け込めるとは。いつも自然体で、好きなことを好きなだけやり、決して大量生産になどに走らないで、美味しいものを提供しようとする姿に心が動かされます。2024/07/25
にがうり
7
予約半年待ちといわれた伝説の石ラー。ペンギン? 石垣でラー油?? の疑問がすべて解決。日中の国際結婚をしたご夫婦が石垣島に移住して、地元の食材で趣味のラー油を作ったら大ヒット…ということですが、著者はお父さんがグルメ本の編集者で業界の友人も多そう、旦那さんはカメラマン出身で、人並みはずれたバイタリティとプロデュース能力を兼ね備えたお二人だったのでしょう。なるべくしての印象。どんなに売れても、待たせても、手作りと地元産にこだわる姿勢はあっぱれ。ドレッシング感覚で、オリジナルのラー油を作ると楽しそう。2014/07/23
Mariko
5
読み物としてすごく面白かった。 今度こそ店舗でご飯をたべるぞー!!2017/05/14
hiyoco
5
やりたいことを極めた結果、大ヒット商品となった「石ラー」。いまだに大量生産をせず、瓶詰めなどは手作業で行っているという、自分たちのスタイルを貫いている生き方が素敵です!2012/01/17