1日3時間しか働かない国―誰もが幸せになる

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  • サイズ B6判/ページ数 133p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838718887
  • NDC分類 973
  • Cコード C0095

内容説明

秘境のユートピア「キルギシア」では…1日3時間以上働く人はいない。残りの時間は自分自身のために使う。政治家はボランティア。学校は「人生の谷」と呼ばれ、勉強がなく学びがある。18歳を迎えると1軒の家が贈られる。刑務所はなく、警察官もいない。武器の墓場がある。誰かと愛し合いたいと思ったら、みんなにそれがわかるように、胸に小さな青い花を飾る。各家庭に菜園があり、お年寄りが耕す。お年寄りは「人生のマエストロ」と呼ばれる…。イタリアでベストセラーの未来社会モデル、おとなの寓話、本邦初訳。

著者等紹介

アゴスティ,シルヴァーノ[アゴスティ,シルヴァーノ][Agosti,Silvano]
1938年、イタリア北部、ブレーシャ生まれ。作家、映画監督。高校卒業後、崇拝していたチャップリンの生家を訪れるため、渡英。好奇心旺盛な若者の旅は果てることなく、ヒッチハイクで渡り鳥生活を続ける。西ヨーロッパ、バルカン、中東、北アフリカと地中海をぐるりと巡り、ローマへ。62年、国立映画学校監督コースを首席で卒業し、奨学金でモスクワ国立映画学校に留学。編集技術を磨きつつ、エイゼンシュテイン研究に没頭する。ローマに戻ると、本格的に映画制作に取り組み、問題作を次々と発表する。自主制作にこだわり、配給先は少ないものの、いわゆるインディペンデント作家として絶大な支持を得ている。83年に開いた自身の映画館はローマでも有数の名画座となり、映画ファンに愛されている。小説の執筆にも精力的に取り組み、イタリア最高峰の文学賞であるストレーガ賞に2作がノミネートされている

野村雅夫[ノムラマサオ]
1978年、イタリア、トリノ生まれ。滋賀育ち。イタリア語は大阪外国語大学で学ぶ。パゾリーニの映画論で同大学大学院博士前期課程修了。イタリアの知られざる文化人を日本に紹介する組織「大阪ドーナッツクラブ」代表を務める。現在、FM京都でDJとして番組を担当。大阪大学大学院博士後期課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Carlos

37
何年もいつか読みたいと思ってた本。サラッと読めた。現実には難しいが労働時間を短く、生活時間を長く、意識して日々過ごすことが重要。2021/02/07

カッパ

23
残りの21時間は自分自身のために使う。そんな未来社会のひとつのモデルである。 いいなあ。私もこんな世界で暮らしたい。 強制され自分のための人生なんていきることができていないのかもしれない。 まずは何をしたいかから考えたらよいのかなと感じた。 2017/09/18

ぽてちゅう

22
働くのは1日3時間、ゆとりが保障されている国キルギシア。1日8時間は働く人からしたら「非現実的」と思うのではないでしょうか。私もそう思います。ただ読み返していくと「8時間は仕方ない。残り16時間を自分のために使わなきゃ。」くらいの気持ちが沸々と湧いてくるのです。ゆとりある時間を持てれば、諦めていたことが実現できたり、今まで思いつかなかったことに一歩踏み出せます。かけがえのない自分の時間に”ちゃんと〇〇する”を並べてみるところから、私のキルギシア建国、始めてみようかな。2019/08/28

これでいいのだ@ヘタレ女王

22
キルギシアという架空の国に偶然降り立った主人公が1日に3時間しか働かず、皆が平等で平和に暮らす理想の国に感銘を受けて その地から友人にこの国がいかに素晴らしいか数通の手紙で報告するような内容。皆が平等で幸せと思うと言っても、実際には同じ価値観、同じ個性なんてあり得ないから個人的には偏りを感じた。2014/06/09

魚京童!

20
誰が、どうやって改革を行ったのか記述してほしい。2015/04/25

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