空中スキップ

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838715404
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

40
キュートで劇薬な毒滴る短編集。「借り」は『幼女と煙草』めいた善意のファシズムに気持ち悪くなってくる。「秋冬ファッション」は「剥き出しの自分自身こそ、人に好かれるが同時にグロテスク」という事実を突きつけてくるようで恐ろしい。「チア魂」は映画『ピッチ・パーフェクト』のコーラス部に感じた仲良し感への違和感が満載でした。最後は女の魔性と残酷さが爆発しているようで怖い。「イェルヴィル」はニーチェのキリスト教的偽善への風刺たっぷりで小気味がいい。でも「作曲家」は同じネタを『世にも奇妙な物語』で観た覚えがある・・・。2016/10/31

とりあえず…

34
現実と非現実のズレ感が絶妙。完全に非現実的な世界観ならば虚構の世界と割り切るが、各章、現実の世界を一定方向に少しずらした程度なので、身もだえするような気持ちの落ち着かなさがあり、それが焦燥感や恐怖を煽る。それでいて文章の透明感が高く気持ち悪くない。その辺りは訳者の岸本さんの筆力の高さもあるのだろう。読めて良かったと思える作品でした。2014/06/17

のりすけたろう

27
驚く位にブラックユーモア特集で、中断したりして、やっと読み終わった。゚(゚´Д`゚)゚。気分が乗らない時はおすすめできないです💦2021/12/14

ぶんこ

26
皆さんの感想では、面白かったが圧倒的なのですが、私はダメでした。 もっと若い繊細な時に読んでいたら、ずっと引きづりそうです。 ただただ気持ち悪くて、全部を読めず、途中でスルーしました。2014/08/26

tomo*tin

24
方向音痴な妄想が銀河鉄道めがけてスキップして突き抜けて飛んでった、みたいな短編たちが集合していて、まあ23篇もあれば個人的な好き嫌いもあるけれど全体的にアベレージは高く、ブラックユーモア満載でキモかったりグロかったりエロかったり頭がおかしかったりするので、一体私は何処に連れていかれるんだろうと思いながらも読むのをやめられないわけで、犬の着ぐるみを着て犬になりきる男や首つりが風習になっている村や赤ん坊を作る職人なんかに惹かれる人とか変な話が好きな人は読んだ方がいいと思う。ちなみに表紙は詐欺で訳のセンスは本物2009/05/10

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