夜明けの森、夕暮れの谷

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838715169
  • NDC分類 787.1
  • Cコード C0095

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブク

3
街中(新宿駅の地下道や国道)でキャストをし続ける男の話『246号川』が特に印象に残りました。 釣り好きにはたまらない一冊です。2011/07/14

Kumagai Shunichiro

2
扱われているのは、何処か少しバランスを狂わせてしまったフライフィッシャーマンたち。イワナを追って町から渓流へ逃げていく男女が幾人か登場するけれど、そこに熱狂はなくて、少しあきらめたような、苦いようなトーンが流れている。知り合いが世捨て人になっていくのを眺める時の気持ちなんだろうか…。名文です。大人の男の回想にふさわしい陶酔感と懐かしさを味わえます。2013/09/01

koz

2
夜明けの渓流で沢の音に目覚め、火を熾して熱いコーヒーをすする。朝日を浴びて光りながら弧を描くラインの音を聞くとき、自分がここに居る奇妙な感覚を覚えた。本書の情緒ある文はそんな記憶を思い出させてくれる。(そして案の定釣れなかったヘボ釣り師であった事さえも)手取川のカラス天狗、次助さん、炎にゆれる顔のリカ。共に良い話でテントの中で聞く空想に耽った2013/02/12

羽毛

1
文庫版を探していたが図書館で見つけて借りてしまった。「イワナの夏」と較べると釣り周りの専門的な話が多く、その辺りはちょっと目が滑るが基本的には読みやすい。夏の渓流に遊ぶあの何とも言えない高揚感は狩猟本能に由来しているのかも...と思ったり。何故かそういう時は(そんな筈はないのに)一人だったような気がするのだけど、釣行の孤独というのはそれに近いものだろうか。文庫版に出会ったら買いたいなあ。2016/07/15

zzfog

1
渓流釣りの経験はほとんどないのだが、作者と一緒に谷川をキャスティングしながら遡上していくような感覚が味わえた。じんわりとかみしめるような読み方が良いかな。2014/03/29

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