内容説明
23年前に起きた残虐な「児童誘拐殺人」―過去の闇の中から七歳の少年の悲鳴が聞こえる。愛と悲劇、罪と血にまみれた冥界を、人の死に行く道を探偵はさまよう。
著者等紹介
山上たつひこ[ヤマガミタツヒコ]
1947年徳島県生まれ。出版社勤務を経て漫画家に。70年、ポリティカルフィクション「光る風」。72年、ギャグ作品の「喜劇新思想体系」。74年、「がきデカ」連載開始(~80年)。掲載誌の『少年チャンピオン』を少年誌初の200万部に押し上げた。86年、絵つきエッセー「地図の向こうは隣り町」。87年、初の短篇小説「カボチャ通り」を発表。90年、マンガの筆を置く
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感想・レビュー
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ぺんぐぃん
1
「がきデカ」がヒットする前「光る風」を読んで、著者はただ者ではないと思っていたので、文筆業に転職されたのは知っていた。病死した元死刑囚遺族と被害者の非情な関係を骨太でがっつり読み応えのあるプロットで読ませる。前半は謎を丁寧に積み上げていくので、スピード感はないものの、後半はどんどん標的に近づいていく描写がハラハラ。そして最後のどんでん返しに次ぐどんでん返し。この猛暑の中、室温24時間36℃の我が家では414ページの大作だったので、一気読みとはいかなかったが、暑さを忘れさせるサスペンスだった。2019/08/07
ケロたん
1
ストーリーは練られてるんだけど、何かが違う。馴染めなかった。2015/04/21
Ranko Taguchi
0
912007/05/07
shiiko
0
暗い、重い。1ヶ月くらいかかった…2011/08/10