内容説明
OBたちが立ちあがった。「もう一度野球をやって、中高年を元気づけたい」。「マスターズリーグ」をめぐって男たちの挑戦が始まった。これは、プロ野球OBたちの「フィールド・オブ・ドリーム」であり、プロ野球版「プロジェクトX」である。
目次
「マスターズリーグ」は、プロ野球OBたちの「フィールド・オブ・ドリームス」だ。
夢と目標をもつと、人間は、目の色が変わる。表情が、生き生きとしてくるから不思議だ。
日本の高度経済成長を支えてきた中高年とプロ野球OBたちは、同じ時代を生きた仲間だ。
とりあえず、自己紹介をさせてもらう。そうすれば「マスターズリーグ」をやると決心した大沢は、改めてどんな男かわかってもらえると思う。
イチローがやりたい野球と、「マスターズリーグ」の方向性は、同じような気がしてならねえぜ。
オレが最初にプロ野球を見たのは、小学生の頃だ。父親に連れていってもらった後楽園球場は、箱庭みてえにきれいに見えた。
オレは、ケンカばかりして最初の高校を中退した。あやうく、ワルになっちまいそうだった。
高校3年のとき、予選で審判を殴ってしまった。しかし、それが、オレの立教大学進学のきっかけになった。
オレは、立教大学に入学した。そのことは、長所を認めることの大切さを学ぶことになった。
「マスターズリーグ」世代に、いいたい。欠点が見えなくなるまで、長所を伸ばす。それが、プロというものだ。〔ほか〕
著者等紹介
大沢啓二[オオサワケイジ]
1932年(昭和7年)生まれ。神奈川県藤沢市出身。神奈川商工では投手で3番を打ち、甲子園に出場。立教大学に進み、六大学で優勝。56年南海に入団、同年オールスターに出場。71年ロッテ監督、76年から83年まで日本ハム監督。81年にはパ・リーグ優勝を果たした。84年フロント入りし、球団常務をつとめ、93年監督に復帰、2年間つとめた。現在、プロ野球マスターズリーグ委員会議長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
Stair512754