女ひとり家四軒持つ中毒記

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 14X20cm
  • 商品コード 9784838712663
  • NDC分類 365.3
  • Cコード C0095

内容説明

金もない、コネもない。そんな女がひとり上京、初めて住んだ劣悪な木賃アパートでいきなり「家」トラウマに陥る。が、フランス滞在中になぜか急転直下、「家」中毒に。それ以来、為替差損・バブル崩壊での大損と借金をものともせず、持った家が東京、千葉、パリになんと計四軒。ある時は、女性官僚の目で銀行、不動産業界に鉄槌を下すと思えば、ある時は、一介の主婦として光熱費、ローンの支払いにあくせくし、保育園を求めてさまよう。そんな落差のある複眼的な視点が、日本と海外の住宅事情を立体的に浮き彫りにし、「家とは何か」「住まいとは何か」「家族とは何か」の問いに新鮮なひとつの解答を与えてくれる。

目次

初めての東京―惨めなスタート
フランスに住む―住まいに開眼
初めての物件―32m2のマンションを買う
ブラッセルでの生活―学習効果あらわれる
マニラで家探し―家賃12か月前払い
バブルの傷―数千万の含み損を抱える
いざ別荘―パートナーが転がり込む
パリ赴任―憧れのアパルトマン購入
東京で「保育所難民」―結婚、出産、育児
狭いマンションに戻る―リフォームで快適
古い一軒家を純和風住宅に―無価値からの再生
箱の中身を整える―インテリアの妙
家とは―夢そのもの

著者等紹介

スティルマン美紀恵[スティルマンミキエ]
1954年大阪生まれ。京都大学法学部卒業後、エクスマルセイユ大学大学院修士課程修了。外務省国際報道課長を経て現在、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授。1999年、第5回読売論壇新人賞受賞。日豪ふたつの国籍をもつ2歳半の男の子の母
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

27
ケタが一桁ちがうけど、自分にも少し似ているので読んでしまった。自分はひとりでなく夫の給料だし家もパリや世田谷ではなく札幌や都下だしインテリアにも全く興味がないし三軒しかないけど、持ち家に住む方が落ち着くタイプ。買ったものはなるべく売りたくないし、買う家は資産ではなく(儲けにはならない)自分が住みたい所を買う。もう年齢も年齢だけど、生きてる限りはどこかに住まなくちゃならないし住む家は生活の基本、しばらく興味は持続すると思う。2021/08/15

mochizo

5
最初に、この作者のゲスの部分を言うと外務省の「手当」で家を4件も買っているという自慢話をしている本です。そう、我々の税金の給料ではなく「外務省特有の手当」です。詳しくは佐藤優さんの本で確認してください。つまり、この本のほとんどの自慢話が「自分が京大出身で、外務省勤務で、メイドが雑務をしているから国益考える立場の人間」ということをまじまじと開映ます。まっ、読むことはお勧めしませんが、一つだけ驚いたこと。日本では住宅ローンの繰上げ返済は当たり前ですが、EUでは繰上げには「罰則」があるという事実。その部分だけは2015/03/24

ようこ

2
本を書くにはまず、山場と一番言いたい事を設定して頂きたい。タイトルと中身がちぐはぐで何を言いたかったのかわからずじまい、しかも女が家を購入する時の参考にもならない本。うん千万ものローンを前倒し完済できてしまう彼女の年収が知りたい。2012/07/11

かわうそ

1
とある本の著者から『高収入の自慢話』と揶揄されていたので、興味をもち読んでみた。うん、確かにそうとも取れる。が、自力でできてるからすごいとも思う。著者の記録話。2014/01/15

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0
外国での生活水準を減らし日本で上げる 在外手当を少なくしろとは言わない

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