内容説明
男も子供も恋も仕事もオンナにとっちゃ、スープの具だわよ。
目次
「はじめに」の前菜
1 満タンにしたい口と空っぽの冷蔵庫
2 もう、スパイスなしでは生きられない
3 煮つまって焦げついた鍋たち
4 郷愁のねむたい昆布
5 クスクス、いも、ときどき米
「おわりに」のデザート
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みなみ
27
親友の二人がファックスで何を食べたかを中心にやり取りした書簡を収録した本。プライベートのことも赤裸々に描かれていて、新鮮な気持ちになった。食材や作ったもの、料理方法について語りつつ、お互いのことを思いやっている二人はとてもパワフルで圧倒される。最後にファックスではなくてメールのやり取りも収録されているが、ファックスのアナログの方が読めない部分もありつつも味があっていいな。2022/12/25
てつ てつや
7
食べることは生きること。直線的欲望。パワフルすぎるからだろうか、読んでてちょっと疲れた。2014/05/20
貧家ピー
3
親友である二人が、FAXで繋ぐ往復書簡。 家族、恋愛、仕事、食、レシピ。 内容は、肉食?雑食?だな。2021/01/31
ゆう
3
途中までのみ。ほんと最初だけ、読んだ。 食べることって生きることそのもので、丁寧に食べたり、手を抜いて食べたり、 両方とも、生きることなのだなあ、と思った。 もう少し私が忙しい時とか、ストレスいっぱいのときに、ちゃんと読みたい。今の瞬間の私には、あまり必要のない本。(ストレスに、お薬みたいに癒し成分が効きそうな本。今読んじゃうと、なんかもったいない。) 2020/02/06
shizuka
3
最後まで読むことは読んだが、なんとなく後味が悪い。冒頭、伊藤比呂美の摂食障害気味の食に触れて、ちょっと引いた気分を残したまま読み進めたからか…。今日口にした料理がつらつらつらつら書かれているが、ひとつも興味が湧かない。『富士日記』は料理名の記述も、楽しく目で追っていけたのに。枝元なほみも不安定な時期なのか、痛々しい。こういう心の状態で生み出されたレシピは、いかがなものかと。センスがあって、きっと美味しいだろうけど、私は作りたくないなあ。2018/08/03