愛情旅行

愛情旅行

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  • サイズ 新書判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784838707805
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

内容説明

妻のエッセイと夫の写真が交感し交歓する、2泊3日の愛の道行き13篇。よみがえる、愛の年月。妻が遺した極上旅日記。

目次

バルテュスの夏
旅行性元気症
幸福な日々の造り主
湯上り登山
追憶「センチメンタルな旅」
節分、温泉、食の祭典
ゲージツになった空缶
至福のハーフ&ハーフ
本日はお日柄もよく
京の夜に散る山桜
雷鳴プールで平泳ぎ
四十一歳の誕生日
二人だけの時空間

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gummo

14
荒木経惟・陽子夫妻の1984~88年の旅行記。陽子夫人のエッセイとアラーキーの写真・短文から成る。箱根の富士屋ホテル、軽井沢の万平ホテル、熱海の旧蓬莱旅館に、上高地帝国ホテル…。どれも一度は泊まってみたい。本書だけを読むと、単に裕福な中年カップルのグルメ旅行記のようにも思えるかもしれないけれど、夫人のエッセイをまとめた『愛情生活』(本書と重なる部分も多い)と合わせて読むと、愛しさと切なさとが溢れてきて、何とも言えない味わいがある。愛猫チロに触れた記述もあり、チロファンには嬉しいところ。★★★★☆2013/11/04

せーちゃん

6
なんとなく手に取ってみたものの、全然頭の中に入ってこず断念。荒木氏というと、藤田朋子さんのヌード写真集のことでもめた、という記憶が。奥様を被写体としての関係性を藤田さんにも求めたのかな?とか、そういうことを思い起こさせてしまい、だめでした。2018/07/19

beniko

3
図書館本。写真家・荒木経惟氏の妻・陽子さんのエッセイと荒木氏の写真、短文で綴られた旅行記。80年代、2~3カ月に1遍は旅行していて、食事、ホテル、訪れた場所、やったこと、感じたことを綴る陽子さんの視点が面白かった。アラーキーについては名前と顔を知っている程度で、ほぼ無知でしたが、荒木氏自身は型破りで、エロいこと好きで、夫として不誠実な行動も当たり前のようにして、それをあっけらかんと書いているのに写真は堅実というか、本人とは違う印象でした。お互いに相手への愛情に溢れていて、最後の荒木氏のあとがきは泣けた。2021/01/19

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