平凡パンチの時代―失なわれた60年代を求めて

平凡パンチの時代―失なわれた60年代を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 509p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838706846
  • NDC分類 051
  • Cコード C0095

内容説明

黄金の60年代なかば、マガジンハウスがまだ、平凡出版と呼ばれていた頃日本を変えた雑誌が誕生した。加熱した経済成長を背景に、昭和39年、忽然と姿を現わした日本初の若者雑誌「平凡パンチ」。その雑誌を舞台に熱く語られた夢と野望、そして花開いた数々の偉大な才能たちの栄光と挫折。日本のサブ・カルチャーの夜明けをつくり出した若者雑誌がたどった忘れられた歴程を人々の埋もれた記憶の中に探る。それは、三島由紀夫が、寺山修司が、渋沢龍彦が、日本の未来を熱く語った時代だった。

目次

「特集」(死亡告知の季節;疾走)
「定例コラム」セックス革命、前夜
「連載小説&エッセイ」三島由紀夫と野坂昭如
「イラスト・ルポ」取材班、海を渡る
「パンチ・メンズモード」ファッションが輝き始めた日
「表紙」生涯一編集者
「シネ・ガイド」永遠の映画少年
「パンチ・ジャーナル」闘士対戦士

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

totssan

2
 平凡という雑誌が2種あった。その古い方の誌の話。この雑誌は自分が学生の時にはもう廃刊になっていたが、叔父が読んでたらしく、ばあさんちに行ったときに何冊か残っていたのを読んだ記憶がある。小判のマニアックな雑誌だった。本書は東京オリンピック頃からバブル期くらいまでの1現代史として読めた。知らないことだらけでむさぼるように読む。三島、野坂両氏が寄稿してたり、ベトナム戦争前後の論争期の話などは一般書では読めないので貴重。2023/06/11

nanasibunka

0
1冊の雑誌に関わった人々の生きざまをたどることで時代の全体像が浮かび上がってくる。2023/08/04

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