内容説明
アニメのアトムが登場した1963年生まれ、パンクとニューウェイヴで育った漫画マニアの著者が、偉大な漫画家とその作品を再検証。手塚治虫、石ノ森章太郎、永井豪、赤塚不二夫、楳図かずお、宮谷一彦、諸星大二郎、大友克洋…戦後漫画史を総ざらいするクールでユニークな新漫画論。
目次
序章 手塚治虫という文化
第1章 石ノ森章太郎・東北の天才少年
第2章 永井豪・暴力とエロスの荒野
第3章 赤塚不二夫・消失する“意味”と浮き上がる不条理
第4章 楳図かずお・生理を直撃する恐怖
第5章 外伝・劇画物語―宮谷一彦
第6章 神話を紡ぐ男・諸星大二郎
終章 大友克洋という技法