内容説明
シャネル、真実の姿。1954年、カンボン通りにアトリエを再オープン、モード界にカムバックした71歳のシャネル。それから17年間、プレス担当あるいはアシスタント兼話し相手として、シャネルの傍で働き、最後を見守った著者リルー・マルカン。20年の沈黙を破り、日常生活の“マドモアゼルの素顔”を生き生きと蘚らせた。
目次
出会い
カンボン通り
シャネルの内面
シャネルは語る
シャネルとその神話
コレクション
ヴァカンス
クチュリエールとしてのシャネル
シャネルと女たち
シャネルと他人たち
フランソワ・ミロネ
床入りまで
衰弱
死の床
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海アネモネ
1
シャネルから放たれる「抗いようのない魅力」が伝わってくる一冊。取り憑くように執着され、家庭への愛を詰られ、それでも憎めずシャネルについていく筆者。どのどうしようもない気持ちをマルカン本人になったような気分で味わえた。とんでもない上司なのに「ついていきたい!」と思ってしまう。生々しい執着が特に印象的だった。2020/01/27
ieieo
0
第二次世界大戦後、復活を遂げたシャネルの側により添ったリルー。マドモアゼルシャネルが、女性でも男性でもどれだけ依存するのかよくわかる本だった。2013/08/23