内容説明
本書は『小林賢次著作集』第四巻として、著作集第三巻 狂言台本の研究とことば(その一)に続き、狂言台本の資料的考察および、そのことばに関する論考を集めたものである。狂言台本における敬語法・謙譲表現等に触れた論考も含まれる。
目次
序章 狂言台本の研究とその刊行状況・本書の底本
第1部 言語資料としての狂言台本(大蔵虎明本における狂言詞章の伝承と改訂―本文注記の分析から;天理本『狂言六義』の用語;鷺流享保保教本の用語;和泉流雲形本『狂言六議』の本文の性格について―筆録時期と言語事象;和泉流雲形本と古典文庫本の本文比較;南大路家旧蔵和泉流狂言台本とその翻刻本文について―言語資料としての『狂言集成』と『狂言三百番集』;和泉流三百番集本におけるシャル・サシャル敬語;言語資料としての天理図書館蔵『狂言大外』『狂言新』;天理図書館蔵『狂言大外』におけるシャル・サシャル敬語)
第2部 狂言台本に関連する言語事象(「重宝」と「調法」―狂言台本における使用状況とその語史;イソガシ・セハシ・アワタタシとその類語―中世・近世における〈多忙〉〈性急〉を表す語の展開;狂言台本における謙譲語法―「申サルル」とその周辺)



