内容説明
近年企業や社会から大学に対し、学生の日本語表現力を向上させることが強く求められている。懸案の日本語表現力の向上と同時に、授業を担当する教員の負担を軽減すべく、今まで培ってきた授業実践から得た表現技法と教授法を体系的に明らかにし、それらを電子的な通信技術を利用してシステム化する日本語表現法学習支援システムを開発。論理説得型コンテンツおよび情感感得型コンテンツを統合、昇華させたハイブリッド型文章表現の充実を目指した実践的研究。
目次
新しい日本語表現法へ
先行研究と本研究の方法
基底構造から表層構造へ
抄録から対立表現へ
3部型の論理構成
ハイブリッド4部型の実践
論理説得性を高める
評価をとる
素材から表現へ
思考・発想
情感感得型表現
コミュニケーションと文章表現
日本語CAIによる授業実践
日本語表現法学習支援システム
システムの画面操作
システムの運用と評価
システムの汎用性
結論と展望
著者等紹介
平澤洋一[ヒラサワヨウイチ]
1965年東京都立大学人文学部卒業。1974年東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。國學院大學日本文化研究所助手、研究員を経て、城西大学語学教育センター教授、博士(経営情報学)、情報文化学会副会長、日本総合学術学会副会長、第3回情報文化学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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