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内容説明
昭和12年、幼い二人の子供を日本に残し、35歳でイタリアに旅立った美貌のオペラ歌手・伊藤敦子。第2次世界大戦前後、オペラの本場ミラノで、プリマドンナとして大活躍し、マリオ・デル・モナコ等と共演するも、戦渦の母国に報らされることはなかった。故郷に遺された直筆書簡から、84年の波乱の人生に肉薄した、ドラマチック評伝。
目次
序章 伊藤敦子との出会い(プロローグ―ある老女の死;伊藤敦子直筆の手紙が語る、八四年の真実 ほか)
第1章 歌に生き、恋に生き―1902‐1937(実家は、新渡戸稲造と縁続きの大地主;盛岡白梅校から東京音楽学校声楽科へ ほか)
第2章 スカラ座をめざして―1937‐1954(ローマからの絵葉書;近づく第二次世界大戦の足音 ほか)
第3章 ミラノに死す!―1955‐1986(礼儀知らずの日本人は、お断り!;NHK「イタリア・オペラ公演」開始 ほか)
著者等紹介
千厩ともゑ[センマヤトモエ]
岩手県生まれ。明治大学文学部卒業。30年以上前に卒論の取材で、初めてイタリアを訪問。1986年、知人が経営するトスカーナ州のアグリツーリズモ(農園民宿)に滞在し、田園の宿の虜となる。以来、イタリアの田園の豊穣、農村の再生をテーマに、テレビや雑誌、講演等で、積極的に、その魅力を紹介し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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