出版社内容情報
各県の米騒動をはじめ(これまで米騒動がなかったと言われていた栃木県や岩手県も研究者の手によって明らかに)、日本のみではなく台湾・朝鮮その他の米騒動をも詳述!米騒動はなぜ起こったのか、米騒動は起こらねばならなかったのかを数章に分け詳説し、直近の日本の米不足の現情をまで見据える。40年前の名著、井上清・渡辺徹編『米騒動の研究』以来の大著で、全国の米騒動研究者による金字塔がいよいよ刊行。図版も数多く収載し、当時の写真類もできるだけ収載。見る米騒動図録ともなっている。付録として掲載の「米騒動関係年表」も研究者・これから学ぶ者には最適!
目次
第1章 日本近代と米騒動の変容
第2章 米騒動・民主勃興期の外因と前段階
第3章 1918年後半の米騒動(始まり方と概要;全国化の第1段階(8月8~)―近畿周辺で始まる ほか)
第4章 民主主義運動への転化と東アジア連動
第5章 民主主義の本流と逆流
第6章 日本帝国主義崩壊の食糧過程
第7章 米騒動・民主勃興期の発展としての戦後民主革命
おわりに 「平成米騒動」と今日の食糧問題
付録
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