内容説明
この巻には、作者が故郷での二年間の教師生活を放棄して上京以後、敗戦を迎えるまでの約二十年の期間に限って、自伝的要素の濃い作品を中心に構成した。
著者等紹介
松田解子[マツダトキコ]
1905年秋田県荒川鉱山に生まれる。1924年秋田女子師範卒業。教師に。1926年上京。1928年『産む』読売新聞女流新人短編募集に入選。1929年「女人芸術」募集の『全女性進出行進曲』に入選(作曲、山田耕作)。1935年『辛抱づよい者へ』(同人社書店)女性詩人で唯一発禁。1949年松川事件発生、被告救援活動。1950年花岡事件現地調査、のち花岡事件遺骨送還第一船で訪中。1966年『おりん口伝』(新日本出版社)で第一回多喜二百合子賞受賞、第八回田村俊子賞受賞。1978年東京電力思想差別撤廃闘争支援。1988年全国じん肺裁判闘争支援
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- 和書
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