内容説明
荒れる学校。暴力をふるう生徒。“学校やめよう、教師失格”。泥沼の日々の中で、“お父さんは卑怯、逃げだ”というわが子の一撃に、気力をふりしぼって立ち上がる。就職していく子と“町名や駅名の読み方をカード”にして勉強がはじまる。子どもの心のすき間をうめる学習と交流。“先生ありがとう”の一言に涙する教師。命をけずってきり拓く教育の原点を6章にまとめる。
目次
1 ここは学校ではない―「教師」の看板ぶっとんで
2 心のすき間をさがせ―やっぱり、お日さまが…
3 くもりがちになる目玉みがいて
4 時間はかかる。が、ねばりにねばって
5 親の心になって
6 1人が10歩、10人が1歩