内容説明
世界中の人々がふと見上げる空のかなたから生まれた、物語・伝説・俗信の数々。
目次
第1章 太陽(太陽を射る;かくれた太陽;ヨーロッパの太陽の話)
第2章 月(月の黒斑;月の満ち欠け;月食・日食;月さまざま)
第3章 星(大熊座・北斗七星;すばる;オリオン座・三つ星;天の川;流れ星;金星・明けの明星・シリウス他)
第4章 太陽と月と星(太陽と月の結婚;太陽と月の別れ;太陽と月になった兄妹;太陽と月をめぐる兄弟の争い;空の世界)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
世界中の太陽・月・星の民話集。知らなかったおはなしも多く、読み応えありました。『 三つの太陽 / 太陽じいさん月ばあさん / 二つの太陽 / 担子山の由来 / 九つの太陽 / 蛙が太陽を呑みこむ / 太陽を射る / 太陽を取り戻した兎 / 盗まれた太陽 / しかけたわなで太陽をとらえる / 猟師とダリ / ワタリガラスが星と月と太陽を盗んだ話 / クモばあさん太陽を盗む / 太陽を救う / アメリカ大陸先住民の太陽の神話 /太陽の結婚 / 太陽の娘ファヴェッタ →2022/04/01
宵子
2
世界の太陽と月と星の神話を集めたもの。星座のは、あまりない。星は世界のどこでも見えるが、色々な話がある。何故か東ヨーロッパの話が多い。2016/08/19
小鳥遊小鳥
2
太陽や月、星などは時代が進んで望遠鏡などによる観測が進むまでは神秘的な存在で、いろいろな民話が世界各地で生み出されたのだな、と思います。「射日神話」が環太平洋地域に広く分布している意味、文化圏によって、月の模様に何を見るかの違いなど、「その民話がその地域で生まれた背景」にも興味が湧きました。2015/07/17
ぽっぽママ
1
昔の人は天体を実によく見ていたのだなと感心した。小さな暗い星の存在。繰り返される動き等。そうしたものから話を生み出す力って貴重だと思う。2014/07/12
fuchsia
1
スラブ系の伝承はちょっと変わってるかも。2013/09/30
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