内容説明
お伽草子の本地物語（中世神話）や古浄瑠璃、説経浄瑠璃、イタコ・ユタの巫覡祭文と韓国の神歌を比較考察。共通した内容を詳細に分析し、成立過程を解明する。
目次
第１章 東アジア文化とお伽草子―韓国の神歌との関連
第２章 済州島の神歌「世経本解」考―お伽草子「天稚彦物語（七夕の本地）」と関わって
第３章 お伽草子「天稚彦物語（七夕の本地）」と済州島の神歌「世経本解」
第４章 説経「さんせう太夫」と済州島の神歌「二公本解」
第５章 韓国の「百合若大臣」―神歌「成造本解」をめぐって
第６章 「神歌」と「建国神話」
第７章 神歌と文献説話
第８章 鷹・シャーマンと鍛冶文化の韓国
第９章 韓国の甲賀三郎説話「地下国大賊退治譚」―シャーマンの神歌との関わり
資料（シャーマンの神歌「成造本解」；韓国の民間説話「百合若大臣」の代表的例話）
著者等紹介
金賛會［キムチャンフェ］
１９５９年韓国生まれ。立命館大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程修了。立命館大学文学部常勤講師、米国カリフォルニア大学（ＵＣＬＡ）客員研究員（Ｖｉｓｉｔｉｎｇ Ｓｃｈｏｌａｒ）、韓国高麗大学客員教授、立命館アジア太平洋大学副学長歴任。現在、立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授。博士（文学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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