内容説明
先祖の話ってどんな話?お正月とお盆はなぜ故郷に帰省するか。人は死んだらどうなるのか?現代ではなじみにくい単語や、実感しづらい行事など、すべての漢字に振り仮名をつけて声に出してすらすら読める。戦後70年を経た今なお、当時の世界観にすこしでも近づけるよう、難解な語句に丁寧な注釈をそえる。
目次
二通りの解釈
小さな一つの実例
家の初代
御先祖になる
相続制と二種の分家
隠居と部屋
今と昔とのちがい
先祖の心づかい
武家繁栄の実情
遠国分家〔ほか〕
著者等紹介
石井正己[イシイマサミ]
1958年、東京生まれ。東京学芸大学教授、一橋大学大学院連携教授、柳田國男・松岡家記念館顧問。日本文学民俗学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ロバーツ
1
100分de名著の「災害を考える」で取り上げられている。全文にルビを振っていることに敬服。2021/08/13
なつき
1
『全文読破 柳田国男の先祖の話』読了。 こちらも、民俗学に興味をもったので。読んでみた。 素のままだと読みづらそうなところがずいぶんサポートされていたので、読みやすいんだろうなあと感じた。 またいいタイミングをうかがって、あらためて再読したい本のひとつとなりました。2019/04/13
SADIE
0
以前先祖の話原著を読んだが、そもそもあまり理解できていなかったことを気付かされた。背伸びせずこっちを読んでおけば…2021/08/27