内容説明
うたわれる日本の文化、精神、文学、日本人の美意識とはいかなるものだったのか。
目次
連歌の種類と成立史
連歌(百韻連歌)概説
懐紙書様
修業
連歌会席
連歌会の運営・進行
特殊な形態の連歌
連歌作者
連歌師の旅
連歌作品集
連歌論書・学書
『愛宕百韻』を読む
連歌を学ぶための参考書
著者等紹介
廣木一人[ヒロキカズヒト]
1948年、神奈川生。青山学院大学大学院文学研究科日本文学日本語専攻博士課程退学。青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サラ
1
中世文学の授業内で教授が推薦していたので手に取った。お墨付き通り、とてもわかりやすかった!一通り読んでみて不明な点がまるでなかったので、これは連歌というジャンルへのとっかかりとして優れた一冊。連歌の付合などの読み解き方まで指南してくれているのは、これから授業でそのような作業をすることになるであろう私にとってとてもありがたいことだった。2013/04/12
山がち
0
講談社メチエの「連歌とは何か」とかと比べて、連歌について本当にわかりやすかった。今まで読んだ連歌の概論は連歌の形式と連歌の発展についてばかりで、肝心の連歌自体についての言及が少なかった。それに対して、本書では連歌の会席の様子が各役割や所作などが事細かに書かれていてひじょうに学ぶことが多かった。本書を読むと「連歌とは何か」で触れられていた連歌の儀式的側面というものが非常にはっきりするし、また中世文化における連歌の占める位置の重要さというのがよりわかってくる。連歌について知りたいならば一番最初に読みたい本だ。2012/06/28
まのん
0
図書館本。mixi2でなんとなく連歌のコミュニティに入ったので、基礎の勉強にと手に取ってみた。ただ、入門と言いつつ、ある程度連歌で遊んだことがあって雰囲気を知ってる人向けなような…。連歌について、どんなトピックが討論の対象になっているのかという点は掴みやすい構成。2025/01/12
ラビ
0
連歌に携わって10年経つけどもう一度基礎からやり直すということで読んだ。 2020/06/30
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