内容説明
「京都の美術250年の夢」。国内有数の美術館へと発展する礎。昭和初期の芸術を取り巻く息吹を感じる一冊。
目次
ごあいさつ
京都市美術館の「コレクションの原点」について
第1章 最初の所蔵品
第2章 大礼奉祝会
第3章 大礼記念京都美術館展
第4章 第21回院展と第15回帝展
京都市美術館開館時の記録(1931‐34)
作家解説
作品リスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかぴよ
2
京都市美術館がリニューアルしたということで、予約をして展覧会に行った。このタイミングで、京都市美術館が初めて行った展覧会の作品を見ることができて感慨深いものがあった。 また総合展を目指したとあるがやはり京都に基づく作品が多く、様々なジャンルで京都で培われた技術を基に多くの作家が新しい技術を展開していったのだなと感じた。2020/07/13
荒野の狼
1
2020年に京都市京セラ美術館開館記念展のひとつとして開催された「京都市美術館 最初の一歩 コレクションの原点」のカタログ。京都市美術館が開館3年目の1935年の春に開催した「本館所蔵品陳列」に出品された47点を展示したもので、カタログには全作品のカラー写真が1ページに1作品、日本語と英語の短い解説付きで収録されている。解説は展示会のパネルのものと同じだが、カタログには巻末に収録作家の解説が日本語と英語で12ページにわたって掲載。 2020/07/08