目次
二十四節気七十二候(立春;雨水;啓蟄;春分;清明 ほか)
正月と五節供(道楽の正月;人日の節供;上巳の節供;端午の節供;七夕の節供 ほか)
褻のおまわり
伝承菓子十二ヵ月
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
5
季節の移ろいとともに、その時節に適った料理がある。 4月下旬の葭始生(あしはじめてしょうず)にサザエのつぼ焼き、10月上旬の水始涸(みずはじめてかれる)に松茸とかしわの鍋、1月上旬の雪下出麦(せっかむぎをいだす)に白味噌の雑煮など風雅な季節の言葉と料理の数々。季節を身内に感じるには、こうした作法も良いものだなと思わされた。2024/11/07
へへろ~本舗
4
恥ずかしながら知らなかった二十四節気七十二候だが、それぞれ風情のある素敵な名称。二十四節気では器と花、七十二候では器と京料理の写真と文章を載せていて、料理の説明の他、故事由来等も記されている。伝承菓子12ヶ月も掲載されているが、八月葉月だけソルベという横文字が出てきてちょっと違和感。でも美しくて眺めているだけでも楽しい本。2021/06/24