出版社内容情報
京都の街に遺る「洋館」にスポットをあてた写真集。京都は近代建築の宝庫である。本書では「洋館」と呼ばれる西洋建築を収録。京都府庁や市役所など公共施設の建造物から、京都大学や同志社などの学舎、静謐な雰囲気の教会、三条通に今も遺る商業施設、豪奢な個人邸宅まで。外観から内部まで詳細に撮影した美しい写真と、京都市文化財保護課・文化財保護技師の石川祐一による簡潔な解説とともに、その魅力に迫る。
石川祐一[イシカワユウイチ]
神崎順一[カンザキジュンイチ]
内容説明
豪奢な装飾、優美な階段。
目次
公共施設
文化施設
学校
教会・寺院
商業施設・企業
住宅
著者等紹介
石川祐一[イシカワユウイチ]
1967年、東京都生まれ。岡山大学文学部史学科卒業。京都府立大学大学院生活科学研究科修士課程修了。京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士課程学位取得、学術博士。現在、京都市文化財保護課(建造物担当)に勤務。専門は、近代建築史、住宅史
神崎順一[カンザキジュンイチ]
1945年、京都市生まれ。同志社大学、日本写真専門学校卒業後、現在までフリー。世界遺産、京町家、近代建築など京都市の文化財及びスタジオでの人物撮影を中心に活動。京都サンガF.C.で20年間オフィシャルカメラマンを担当した。鴨川、比叡山等身近な京都をテーマに定点撮影も続けている。日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
12
京都に遺された洋館はこんなにあるのですね!東本願寺境内の内事部が洋館なんて、興味深い。行ったことのある喫茶店、レストラン、文化施設も懐かしい思い出を呼び覚ます。そして、我が母校も。青春でしたね。2017/01/26
裏鬼門
4
日本初が意外とある。2021/04/08
m
4
目の保養に。貴族かってくらい素敵な洋館がたくさん。実際に行ったことがあるのはほんのわずか。次京都に行く時には長楽館に行きたいなぁ。2020/07/03
きのたん
3
きっと和洋折衷で良いだろうと思って手に取った。2019/06/25
めまい
2
明治・大正期のレトロ建築やっぱり良い。内装や家具装飾へのこだわりが建物全体としての統一性を高めていて趣きが増す。同志社〜京大周辺の密度の高い街並みはいつまでも残って欲しいな。2023/04/10