内容説明
現代地図と歴史地図を重ねた新発想の地図、タイムトリップマップ。
目次
東京タイムトリップマップ(東京タイムトリップマップエリア図;東京タイムトリップマップ)
江戸時代歩き(忠臣蔵;桜田門外の変;江戸の「粋」を歩く)
江戸深川散歩―宮部みゆきの物語を歩く(『本所深川ふしぎ草紙』を歩く;『初ものがたり』を歩く;『ぼんくら』『日暮らし』を歩く;宮部みゆきの時代小説INDEX)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mura_海竜
83
前にレビューをあげているかと思いましたが、未済だったので。オススメです。大江戸編。江戸時代の地図に現代の地図がトレーシングペーパーに印刷され、オーバーレイされている。以前、散策イベントで一部分利用した。図書館で借りたあと、良かったため購入。巻末、『忠臣蔵』など事件を現地で追うこととか、宮部みゆきさんの「初ものがたり」など、小説の場所を訪ねたり。京都・奈良とかもあるようですね。→今、宮部さんの関連本読んでます。2016/11/17
やま
74
江戸の町が瞼に映ります。江戸時代の住宅地図の上に、半透明のトレース用紙に現代の住宅地図を載せています。このために江戸時代の本を読むときに地図が頭に入って来ます。後半は、「江戸時代歩き」と題して、「忠臣蔵」と「桜田門外の変」を詳細に描かれています。地図は、江戸城を中心に大名家、寺院、町名などの上に。北は上野、南は浜松町、東は錦糸町、西は四谷までを描いています。🌿①➁へ続く→2022/05/15
AICHAN
44
図書館本。江戸時代の地図と現在の地図(川や道路)がほとんど同じなのに驚いた。江戸は何度も大火にあい、大正には大震災にまであっている。なのに区画がほぼそのままで現在に至っていることは驚くべきことだと思う。それとも、そういうものなんだろうか?2021/04/07
sofia
39
江戸の古地図の上に現代の地図がトレーシングペーパーがあって、見比べられるので楽しかった。結構、江戸の町割りが残っていて、それを見つけるのはおもしろい。そして後半の地図から見る忠臣蔵、桜田門外の変、そして宮部みゆきの物語を地図からのぞく世界がよかった。実際に深川あたりを散策したい。2023/08/20
KEI
35
江戸時代の街並みの上に現代の街並みがトレーシングペーパーで重ねられているので、眺めているだけでも面白かった。○○の守と、大名屋敷跡の大きさに驚いたり、有名な永代橋の位置が変わっているのも面白い。本郷の東大は加賀中納言殿の屋敷跡にすっぽり入ってしまっていた。後半の江戸時代歩きでは、忠臣蔵、桜田門外ノ変などの説明もあり、宮部みゆきさんの本所深川界隈の茂七親分やぼんくらの舞台がよく分かり興味深い。2023/01/13