内容説明
本書は、京都という町に堆積した史跡を時代ごとに輪切りにし、その時代時代の古地図と現代地図を重ね合わせて見ることができるように工夫しています。
目次
京都タイムトリップマップ（京都タイムトリップマップエリア図；京都タイムトリップマップ）
幕末・維新の事件現場を歩く（幕末・維新の事件現場を歩く；池田屋騒動；禁門の変；龍馬暗殺；鳥羽・伏見の戦い；風雲新選組）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
葵（あおい）
8
地図を「読了」としていいものか微妙ですが…。幕末期の京都市内と伏見の地図に、各ページ、トレーシングペーパーのような材質の紙に現代の地図が印刷されたものが重ねられている地図の本。巻末には、池田屋事件や禁門の変、鳥羽・伏見の戦いについて特集解説？がしてあります。この間、この地図片手に京都の町を歩いてきました。近江屋と土佐屋敷、酢屋、古高俊太郎邸、池田屋などなどの距離感に、不思議な感覚を禁じ得ませんでした。「ここ、〇〇屋敷があったんだって。」なんて言いながら歩く京都の旅はなかなか良かったです。またやりたい。2016/11/13
リュウジ
6
過去のうえに現在がある。現在から過去を見る。二部構成。まず地図パート。江戸幕末期の京都市街地図と半透明トレペに現代市街地図。重ね合わせるとふたつの時代がシンクロ。当時の藩邸がどこあり、今はそこに何が建っているかが一目で分かる。もひとつは歴史的事件。池田屋事件、蛤御門の変、鳥羽伏見の戦い、龍馬暗殺。例えば池田屋事件ならば、どの道をいつ通り、近藤グループは池田屋に駆けつけたのか、土方グループはどうだったのか。そのことが時系列＋進んだ道を残されている史実を元に解説。この地図を持って京を歩きにいきたくなる面白さ。2007/06/20
臓物ちゃん
5
幕末のあの場所は何処にあったのかが直で解るスゴい本。池田屋討ち入りまでの道筋をつつつーと指で追いながら一日中ニヤニヤして眺めてても飽きない。幕末と地図が好きな人にオススメ。2015/03/09
YOS1968
4
竜馬や新選組が闊歩した京都と、今の京都を重ねてみることができる画期的な地図である。何度もぺらぺらページをめくって楽しみまくりました。2009/09/17
京橋ハナコ
3
だいぶん前に買ってほったらかしにしていた本。大河で蛤御門に差し掛かるのでちょうど良い。全体を見るのでなく部分的に見るのには適していると思う。2015/06/22
