出版社内容情報
◎日本人の大半は、
仏教について「最も肝心なこと」を知らない!
「葬式仏教」と揶揄されたり、「禅問答」のように
やたら難解なイメージがつきまとったりの、日本の仏教。
しかし、もともとの仏教は、
自分の頭で考え、行動し、道を切り拓いていく、
合理的で、前向きで、とても自由な宗教だった!
さあ、仏教の「真の姿」に肉薄する旅へ!
『ふしぎなキリスト教』(新書大賞2012)の名コンビがおくる、
仏教をめぐる知的刺激に満ちた痛快無比の対談本、待望の文庫化!
「仏教のスピリット」を知れば知るほど
勇気をもって、前向きに、ゆかいに生きられる!
内容説明
現在、日本人は、個人的な場面でも、社会的な状況の中でも、宗教的に考えないことにはとうてい突破できない、たくさんの問題にぶつかっている。日本人の周りには、知恵を貸してくれる、どんな普遍宗教があるのか。仏教こそは、その第一の候補ではないか。
目次
第1章 はじまりの仏教(仏教を定義する;キリストとブッダ ほか)
第2章 初期の仏教(一切智と全知;苦とはなにか ほか)
第3章 大乗教へ(仏塔信仰起源説;なぜストゥーパなのか ほか)
第4章 大乗教という思考(釈迦仏は特別か;多仏の思想 ほか)
第5章 大乗教から密教まで(ナーガールジュナ;否定神学なのか ほか)
結び いま、仏教を考える
著者等紹介
橋爪大三郎[ハシズメダイザブロウ]
1948年、神奈川県生まれ。社会学者。大学院大学至善館教授。東京工業大学名誉教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学
大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年、長野県生まれ。社会学者。個人思想誌THINKING「0」主宰。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。『ナショナリズムの由来』(講談社)で毎日出版文化賞、『自由という牢獄』(岩波書店)で河合隼雄学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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