- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 雑学文庫
- > 三笠 知的生き方文庫
出版社内容情報
一日一日、また一日。新たな気持ちで生き切る――あらゆる悩みが消えていく、良寛さんの「考え方・暮らし方・生き方」を紹介。一日一日、また一日。
新たな気持ちで生き切る――
良寛さんの……
・“毎日を心から愉しむ”コツ
――手まりつきつつ、今日も暮らしつ
・“軽やかに人と付き合う”方法
――美あれば、すなわち醜あり
・“融通無碍な考え方”のヒント
――仏、是れ自心の作なり
・“日々たくましく生きる”極意
――一回書き終わりて、また一回
・“子供と夢中で遊んだ”話
――のどかに児童を伴って、この身を送る
あらゆる悩みが消えていく、
良寛さんの「考え方・暮らし方・生き方」を紹介。
境野 勝悟[サカイノ カツノリ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
19
やり過ぎない 根を詰めない 自分に素直に 自分が熱くなりかけているとき、時々読み返すといい本です。2020/05/30
テツ
16
良寛の生涯と禅の言葉。俗世間に生き煩悩にまみれたままで死んでいくであろうぼくたちにとって求道は自分自身と関係のない在り方ではあるのだけれど、そうした道を生きた人々の足跡は生きる上での悩み苦しみと対峙するための力となる。どのような形で世界と向き合って生きていくのか。自分と世界とはどう混じり合うべきなのか。自らの思考だけでは至ることが難しい全てから解放されるような閃きって存在していて、そのためには過去の人々の在り方や考え方を学ぶことが大切な気がするな。2020/09/25
ホシ
14
江戸後期の曹洞宗の僧・良寛の生涯と禅語を紐解きつつ、心安らかに生きる知恵を読者に提示します。分量も少なく、軽い読み物といった感じ。しかし、内容は深いです。良寛の人となりや思いが心をしっとりと潤してくれるような感覚になります。もっと詳しく良寛について知りたいと思いました。禅に関する豆知識も得られて良し。夏目漱石も解けなかった「父母未生以前」の公案は著者なりの答えが示されてあって「なるほど」と感得した次第。他にも心に染みる箴言があります。ストレスを感じた時は小難しい仏教書より、こうした本が私には良いかも。2018/06/06
ムーミン
8
ちょっと立ち止まってみる時間ができました。つい目の前の成果、結果を求めていた自分に気付きました。2018/04/13
M
5
軽やかな生き方というタイトルには正直、気にもとめなかったし、実際に心惹かれたのは良寛の逸話の中でも自戒の言葉の数々であった。特に自戒の言葉の数々が漢文で簡潔に書かれているというのが私には深く印象に残った。というのも、自戒では後悔の念がどうしても強くなり、日本語では口語文でも文語体でも長々となってしまう気がするからだ。菅原道真や中江藤樹の時にも同様に感じたのだが日本人にとって漢文体は自分のありふれた表現しきれないものを圧縮することで誤魔化さないようにするような側面を持っていたため、取り入れていたのではないか2020/01/11