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出版社内容情報
古代から近現代に至る合戦や戦争を通して見る日本の歴史!兵器・武器の変遷や戦い方、戦略・軍制に至るまで徹底図解で解説!豊かさを求めて弥生時代にはじまった「戦い」は、
江戸の一時期を除いて、太平洋戦争での敗戦に至るまで、
日本の国内外で断続的に繰り広げられてきました。
こうした無数の「戦い」の結果、いま、この国はあります。
世界史がそうであるように、日本の歴史もまた「戦いの歴史」そのものなのです。
本書は、日本の歴史を「戦い」と「戦い方」の側面から探っていきます。
古代から近現代に至るまでの合戦や内戦・戦争を、
武器・兵器、戦術・戦略、兵制・軍制などの変遷からたどり、
イラストや写真、チャート・地図・見取り図・組織図などをふんだんに用いて徹底図解!
「戦い」という視点から見た日本の歴史は、
さらに面白く興味深いものになっています!
「軍事・武器オタク」の方だけでなく、日本の歴史に興味ある人は、ぜひ!
【第1章】古代の戦い方 「戦い」の発生と「武器」の出現
旧石器時代の「武器」/青銅器と鉄器の登場/「黒作太刀」と「蕨手刀」
甲冑の登場――短甲と挂甲/日本にいなかった馬の登場…ほか
【第2章】中世の戦い方 美学を重んじた武士の戦闘
武士の台頭と「弓」の進化/「槍」以前の「長柄武器」/「胴丸」「腹巻」「腹当」
「てつはう」の衝撃/戦場の「式次第」…ほか
【第3章】戦国時代の戦い方 必勝を期した武将たちの戦闘術
歩兵の武器となった「弓」/弓胎弓の「矢衾」戦法/鉄砲=火縄銃の伝来
鉄砲の有効活用術/戦国の主役は「槍」/長大な柄の「長柄槍」
「騎馬武者」の存在意義/大筒・大砲――大型火器/「当世具足」と「変わり兜」
戦国の「城」の変遷/大坂城「真田丸」の真実…ほか
【第4章】江戸時代の戦い方 幕末のサムライたちの死闘
武士の象徴「二本差し」/「武芸・武道」としての武器/治安を守る「捕り物具」
画期的な「ガトリング砲」…ほか
【第5章】近現代の戦い方 世界に挑んだ日本の戦術・戦略
陸戦の主役「機関砲」/最後の内戦「西南戦争」/旅順口の「閉塞作戦」
「東郷ターン」と「丁字戦法」/野戦のセオリー「包囲戦」…ほか
「大人のための歴史」研究会[オトナノタメノレキシケンキュウカイ]
内容説明
徹底図解!武器・兵器・馬具・防具・要塞・戦術・戦略・軍制・兵制…で探る、日本のミリタリー・ヒストリー。
目次
第1章 古代の戦い方―「戦い」の発生と「武器」の出現(旧石器時代の「武器」―集団的な闘争がない時代の、動物を狩るための武器;縄文時代に「弓」が誕生―狩猟具は、弥生時代には戦闘のための武器へ発展! ほか)
第2章 中世の戦い方―美学を重んじた武士の戦闘(武士の台頭と「弓」の進化―弓騎兵の登場で、より強力な合成弓の「重籐弓」へ;「太刀」と「打刀」―“刃を上にして腰に差す”日本刀の標準形が誕生 ほか)
第3章 戦国時代の戦い方―必勝を期した武将たちの戦闘術(歩兵の武器となった「弓」―合成弓は、射程距離が長い「弓胎弓」に進化;弓胎弓の「矢衾」戦法―号令一下、一斉に敵に放ち「矢の雨」を降らせる ほか)
第4章 江戸時代の戦い方―幕末のサムライたちの死闘(武士の象徴「二本差し」―江戸時代に確立した「大小」を腰に差す姿とマナー;「武芸・武道」としての武器―太平の世、武士の嗜みとして人気を誇った剣術 ほか)
第5章 近現代の戦い方―世界に挑んだ日本の戦術・戦略(陸戦の主役「機関砲」―日露戦争で新兵器を存分に活用したのはロシア軍;最後の内戦「西南戦争」―近世城郭を舞台とした日本最後の「篭城戦」の結末 ほか)