知的生きかた文庫<br> 風刺画で読み解く近代史

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知的生きかた文庫
風刺画で読み解く近代史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784837983521
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0121

出版社内容情報

1枚の風刺画には「多くの情報」が詰まっています。クスッと笑える事実から、変わりゆく世界情勢まで、独自の切り口から解説・展開!

風刺画専門家が
厳選した図とともに、
幕末から昭和前半までを旅する本!

□「西郷隆盛」が風刺されにくかったのは、なぜか?
□「自由民権運動」――その高まりを巨大犬で表現
□「レストラン」――当時の最先端西洋料理店とは
□「鉄道」――明治の中流が乗った二等車
□「大逆事件」を風刺した数少ない一点
□「第二次世界大戦」――甘く見た戦況判断……

日本史の復習にも、受験対策にも最適!

内容説明

風刺画専門家が厳選した図とともに、幕末から昭和前半までを旅する本!

目次

1章 幕末から明治10年代まで(開国―日本、植民地化の危機!;戊辰戦争―西欧のにらみ合い ほか)
2章 明治20年代(日清戦争―傑作風刺画が生まれた背景;レストラン―最先端西洋料理店の細密描写 ほか)
3章 明治30年代(列強クラブ―新入りに好奇の眼;金本位制―「金さん」が輝いた時代 ほか)
4章 明治40年代・大正時代(軍国主義時代の主役は誰?;伊藤博文―死者にムチ打つ風刺画 ほか)
5章 昭和初期から第二次世界大戦まで(一枚に凝縮された、昭和初期の不況社会;低賃金を武器とするダンピング批判 ほか)

著者等紹介

清水勲[シミズイサオ]
1939年東京生まれ。立教大卒。編集者・美術館研究員・大学教授を経て、現在は京都国際マンガミュージアム研究顧問。1982年、ジョルジュ・ビゴーの研究で第1回高橋邦太郎賞(後の日仏文化賞)受賞。1986年、長年の漫画史研究が認められ、第15回日本漫画家協会賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぺぱごじら

17
中学・高校と、歴史は得意分野だった。各時代には何か『色』のようなものが感じられて、それに浸るのが好きだった。この風刺画に彩られた時代は何か薄暗い感じがしていたのですが、その理由は多分こうした絵が新聞などに薄汚く印刷されていたイメージがあるからかも。黒いユーモアがちくちくと刺してくる。2016-292016/02/18

たか

6
講談社学術文庫のビゴーのやつは以前読んだから今回はこちらを。2019/10/16

CHRONO

3
教科書で見た記憶のある風刺画の数々にどういった背景でこういう絵が描かれたか、絵のここにはこんな意味がと解説してくれます。同時代の日本史世界史と一緒に楽しむと、上から目線で広く見た歴史と庶民目線の狭い歴史の対比ができて、とても勉強になります。2021/06/18

ひだまりさん

1
風刺の視点から学べる日本の歴史ですな(*´▽`*)昔の時代の人々の生活が、いい感じに読み取れます(・∀・)2015/12/23

ランランルーんば

1
最後に著者からの終わりの言葉みたいのがなく、そのまま終了ってことにびっくりしたけどすげえ面白かったただ教科書を読んだだけでは当時の人が事件に対してどのような感情を持っていたのかがなんとなく分かる2015/11/17

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