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出版社内容情報
精神科医・和田秀樹推薦!生涯で一度は読んでおきたいドストエフスキーの大作『罪と罰』が、徹底してわかりやすい現代語で登場!
内容説明
読みやすさ最優先、徹底してわかりやすい現代語に。雰囲気をそのままに一つひとつのシーンを象徴的に編集―本当の「罪」とは何か?本当の「罰」とは何か?誰の心の奥底にもある、狂気とプライド―。「信念」と「罪の意識」の間の葛藤が、人を追い詰める“斧”になる…。
著者等紹介
ドストエフスキー,フョードル・ミハイロヴィチ[ドストエフスキー,フョードルミハイロヴィチ][Достоевский,Ф.М.]
1821年生まれ、81年没。ロシア帝政末期の小説家、思想家。25歳のときに『貧しき人々』で文壇に華々しく登場するが、28歳のときに政治事件に巻き込まれ、死刑判決を受ける。銃殺刑執行直前の恩赦により、シベリア流刑に減刑され、4年間の監獄生活を余儀なくされる。服役後、大作を次々と発表
日比野敦[ヒビノアツシ]
1962年、岐阜生まれ。中央大学文学部卒。古書店を東京・西荻窪にて経営するかたわら、文筆業にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
95
原書では何度もドロップアウトしたので(カラマーゾフはいけたのですがネ)、超訳ならばということでトライ。ホントに90分(正確には150分)で読めてしまったことが何だか恐ろしいです。良いのだろうか?タイトルにも「90分で読む!」とあるし、良いことにしよう・・・・・かな?2020/04/23
月讀命
65
『罪と罰』は言わずと知れた名作である事はわかっていたが、未だ嘗て読んでいない。新潮文庫の上巻と下巻は文語調で読み難く、光文社古典新訳文庫もなかなか読み応えがありそうで手が出ない。そんな時『90分で読む!超訳罪と罰』を見つけた。流石に90分では読めなかったが、思いも他ページの捲りは早かった。貧困という状況が齎した現実、主人公の犯した殺人と言う行為の意義、思いつまされる様な重圧感のある作品であった。今度、機会があったら、超訳ではない分厚い『罪と罰』、そして『白痴』『カラマーゾフ兄弟』も挑戦してみようと思った。2014/02/26
Tonex
6
とても90分では読めないし、「超訳」というほど読みやすくもないし、重要なシーンが丸々カットされてるし、いろいろ物足りない点はあるが、展開が早いので全体の大まかな流れがつかみやすいし、簡単に読めるわりにはオリジナルの80%くらいの感動は得られる。2014/07/13
伊達酔狂
3
☆☆☆☆2012/04/20
たにもと ひろし
3
「良心」に従って、行動したのになぜ、あと8年も。正直、そう思ってしまった。 いつの間にか、金貸しおばさんが私の中で、「害虫」として認識されていたのに強い衝撃を受けた。その反面、罪を贖える状況になり、どこか心の中で「救われた」とホッとした。 親近感を感じたこの作品が、日本の文明開化の時期と同じ頃に作られたことに凄く驚いた。今度は本作を読みたい。2012/07/12