知的生きかた文庫
禅、「あたま」の整理―悩んだ僧侶が見出した、自分を見つめ直すヒント

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784837977216
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0130

内容説明

短いながらも、奥深く人生の要諦をついてきた禅語。禅語を通じて、著者は何を見出し、学んだのか。本書では、著者の経験に基づいて、これをやさしく説いていく。

目次

1章 困ったときの「禅」―もう一つの目で人間関係をながめてみる「禅・8話」(求めすぎない 「淡交」―「淡交」のチカラ;白黒つけず、灰色があってもいい―「一得一失」のチカラ ほか)
2章 疲れたときの「禅」―「一息つきたい」と感じたときの「禅・8話」(“遊び心”で、毎日を過ごしてみると―「遊戯三昧」のチカラ;幸福は独り占めしない―「福を受け尽すべからず…」のチカラ ほか)
3章 こだわりが残ったときの「禅」―毎日を楽に生きられる「禅・8話」(誰もが「捨てきれないもの」がある―「放下着」のチカラ;心の垢を落とす方法―「洗心」のチカラ ほか)
4章 自由になりたいときの「禅」―人やものにとらわれない「禅・8話」(まず自分のすべきことを淡々とする―「平常心」のチカラ;屈託なく生きる―「陰陽不到の処、一片の好風光」のチカラ ほか)
5章 生きるための「禅」―毎日がもっと充実して楽しくなる「禅・8話」(自分一人の力は知れている―「無功徳」のチカラ;ここぞ!という時―「痛棒」のチカラ ほか)

著者等紹介

藤原東演[フジワラトウエン]
1944年、静岡市生まれ。宝泰寺住職。臨済宗妙心寺派布教師会会長。サールナートホール館長。社会福祉法人「静岡いのちの電話」理事。京都大学法学部卒業後、京都の東福寺専門道場で修行。妙心寺派教学部長、浜松大学非常勤講師などを歴任したほか、静岡青年会議所文化開発室長、高校英語教師を務めたこともある。中国シルクロードやインド、ブータンの仏跡巡拝、テレビ説法、コメンテーターなどでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルカリオン

10
良書。p205-208の帝国ホテル・専務取締役総料理長、村上信夫氏エピソードが印象に残った▽p208 "村上は料理の極意を尋ねられると、「愛情、工夫、真心」と答える。さらに「コック人生は幸運の連続だった。人にも恵まれた。しかし、それは準備し、努力した結果でもある」"▼▼職業人生における「幸運」は「宝くじに当たる」類の幸運とはまったく別物である。宝くじも「買わなければ当たらない」と言われるが、職業人生の場合は「買う」に対応する部分が広く、深い。少なくとも単に「働く」が対応するわけではない。2025/01/27

ikedama99

4
朝に読む本。まず、「今、この瞬間を生かそう」と思える本だった。付箋がいっぱい。2019/09/06

さきん

3
禅の話は、哲学の実践、実験という感じでおもしろい。2015/07/11

こたつ

2
この本は、作者が自ら感じたことを通して教えを解説した本でした。気軽に読めるので、ほっと一息つくには良かったです。ついつい、休みをだらだらと過ごしてしまう私には、耳が痛い話が多かったです。ただ、変化のおこるこの時期に読めて良かったと思う一冊。2012/03/31

まっさん

1
「行雲流水」「平常心」この二つの言葉が気に入りました。 特に平常心は、びょうじょうしんと読み、我々が考えている 迷わない心、ではないんですね。 もっと深い意味があると知りました。2012/06/21

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