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知的生きかた文庫
「今の中国」がわかる本―この100年で中国に起こったこと、そして、これから起こること

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784837976165
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0130

内容説明

中国はすでに先進国なのか?それともまだ発展途上にあるのか?答えは、両方とも正解である。高度経済成長の恩恵を享受している国民と、いまだに生活苦にあえぐ億単位の国民が混在しているのが中国の真の姿なのだ。本書では、そうした「光」と「影」の両面から具体例を挙げ、超激動の時代にある「今の中国」を解説。「チャイナ・インパクト」といわれるダイナミックな動きが、この1冊でわかる。

目次

1章 激動の巨大国家で、今起きていること―中国の政治・経済の舞台裏をみる(日本にとっての中国、ASEANにとっての中国;中国の“今”を知るカギは「米中関係」 ほか)
2章 似て非なる国、日本と中国の素顔―両国の「新時代」をこれからどう築くか(「日本にはお金のスープを売るレストランがある?」;中国で普通話(標準語)がわかる人は約半数 ほか)
3章 この100年間、中国で起こったこと―新中国の樹立から改革開放までの流れ(天国から地獄へ転落した中国の近代史;義和団事件の勃発と列強8カ国の出兵 ほか)
4章 これから10年、台頭する中国―驚異的な経済成長はどこまで続くのか(2013年、中国はGDPで日本を凌駕!?;「社会主義市場経済」への移行が成長への出発点 ほか)
5章 見逃してはならない、中国の「咆哮」―2030年、15億人の中国を誰が養うか(三つの不安―「投資の過熱」「融資の過熱」「マネーサプライの過熱」;中央政府と地方政府の対立 ほか)

著者等紹介

沈才彬[シンサイヒン]
三井物産戦略研究所中国経済センター長。1944年、中国江蘇省海門市生まれ。1981年、中国社会科学院大学院修士課程修了後、同大学院専任講師に就任。1984年から東京大学客員研究員、早稲田大学客員研究員、中国社会科学院大学院助教授、お茶の水女子大学客員研究員、一橋大学客員研究員を歴任。2001年より現職。テレビ・新聞・雑誌などのメディアで活躍するほか、企業や経済団体の講演で注目を集める中国経済のスペシャリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジェンダー

38
7年前に書かれた本だけど民主化するにはということで3つ方法が書かれていたけどどれも難しいように思う。共産党が権限を握っている限り難しいと思いますし、一掃の事ソ連のように1度崩壊しない事には難しいと思います。そして日本が過去の歴史が忘れされていることは行けないと思うしそれを政府が推進していないのは問題であるけれど中国自体も歩み寄る必要があると思う。けれどアジアの大国だった中国が日本が明治に入り大国の仲間入りしたのは屈辱なのもわかる。ただ汚職や自分勝手に国民を動かそうとしているのは行けないと思う。2014/09/20

雲をみるひと

24
10数年前の中国がテーマの本。毛沢東、鄧小平時代の取り組みが丁寧に書かれているので今でも参考になる面もある。一方で将来予測はあまり当たっていないところが独特の制度をとる中国の難しさかと思う。中国が当時よりも国内外の歪が増して危うい状況にあることを考えさせられる内容。尚、日本が遣唐使を派遣していたので朝貢国であるなど事実誤認も見られる。相手が相手なので民間の出版であってもこのようなことがないようにした方がよいとも思った。2021/05/14

James Hayashi

22
2007年初版。著者は三井物産中国経済センター長。興味深いのは経済が豊かになり一人当たりのGDPが2千ドルを超えると政治の民主化が進むという。台湾、韓国、スペイン。フィリピンのように革命的に民主化が進めば混乱が長く続く。意外なのは反米主義はほとんどない。以前日本を共通の敵とみなし憧れの地。日本の自動車年間販売台数400万台前後。中国575万台(2005)、2500万弱(2015)。環境汚染ばかりでなく金や女など腐敗の問題も目につく。共産党破滅後、ソフトかハードランディングになるか。2016/09/08

はせこー

2
なかなか面白かった。 コピー商品を真似される側ではなく、真似する側の技術が育たない方が問題だという主張が面白い!2012/12/24

フェリオ

2
少し前の本だが、戦後の中国の様子がわかりやすく、読んだ目的にあっていたのでよかった。筆者は中国人だがけっこう中立的だし、初歩的な情報としてはわかりやすくまとまっていてよいと思った。2011/09/16

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