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内容説明
“頭”の使いどころに気づける人間が勝つ。
目次
序章 野村・逆転の方程式 「巨人を叩け!」―野村が全神経をここに賭けた理由
1章 野村・勝ちぐせの方程式 「強い者が必ず勝つとは限らない!」
2章 野村・努力の方程式 努力する者がしない者に勝つ、という絶対の法則
3章 野村・再生の方程式 「野村のひと言」「野村の考え」
4章 野村・危機管理の方程式 人を動かす「指揮」のノウハウ
5章 野村・試練の方程式 この“勝利のセオリー”に学べ!―「人間、えらくなったら、馬鹿になる修行が必要なんだ」
著者等紹介
永谷脩[ナガタニオサム]
1946年東京生まれ。青山学院大学卒業後、出版社に入社。その後、スポーツライターとして独立。プロ野球を中心に『週刊ポスト』『夕刊フジ』『Number』などで執筆する一方、TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」「荒川強啓デイ・キャッチ!」のレギュラーを持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
21
野村克也が楽天監督就任辺りに出版された本。ヤクルト・スワローズ監督時代の采配術や作戦、あるいは人心掌握術が書いてある。ID野球というデータ重視の野球はプロ野球に革命を起こした。シチュエーション毎の配球に注目して相手打者を手玉に取り、あるいは相手チームの配球も読み込んで攻撃面に活かした。 キャッチャーは何と言っても古田敦也の成長が大きい。ただ、本書については阪神監督時代のエピソードが少ないのが気になる。大体、古田のように傑出した捕手は滅多に出ない。あと、他の選手から僻みっぽい性格と言われているが、やっぱり。2023/01/04
たーくん
6
再読→→→「読み」と「計算」——頭はこう使うから生きてくる!叱責・賞賛・無視で味方を奮い立たせ、敵を翻弄。相手の一番イヤなところをついて勝つ、差別することによって人は伸びる、平均点よりどこか一つ図抜けているほうが強い……人を動かし勝利をつかむ野村マジック公開! 2018/09/19
matypoyo
2
野球のことをベースになるけれども、普段の仕事とかにも活用できることが多い本。野村さんの理詰めで、野球を科学しているというところが共感できるし、そうすることで弱者が勝てるというのがいいなと。孫子の兵法の「彼を知り己を知れば、百戦危うからず」というのを実践している感じがします。ただ、これを普段の生活の中でやっていくと、自分自身の律さないといけないから結構きついんですけどね。2017/07/16
旅行人
0
野球好きにも、そうでない人でも軽く読める本。野村監督の思考は、組織、つまり人材を如何にうまく回すかということに行き着いていると思う。2012/02/15
けるまん
0
一流選手を育て、再生工場と呼ばれる野村監督の言葉は面白い。狙いどころを絞ることや、監督としてどのように行動していくべきかの心構えや動きが書いてあるので、将来野球の監督になったときに参考になる。無視する・見守ってやる→ほめる→叱るこの三段階は教育では本当に使えそう。ほめる段階から、叱る段階にはいれるかどうかは、心から相手のことを思えるかどうか。自分が嫌われるのでは?などを考えているようではまだまだ甘いということを認識させられた。2011/12/13