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内容説明
新しい時代の幕開きには、どんな人物が、どんな事件がからんでいるのか?変革はいかになされ、歴史の歯車はどう動いたか?―ヨーロッパの黄金時代を舞台にくり広げられた壮大な歴史劇が、今ここによみがえる。
目次
第1章 大航海時代―ヨーロッパ世界はどう拡大したか?
第2章 ルネッサンスと宗教改革―中世から近代への歴史的転換
第3章 絶対王政がもたらしたヨーロッパの繁栄
第4章 いち早くイギリスに市民革命が起こったのはなぜか?
第5章 アメリカ合衆国、独立と発展の理由
第6章 フランス革命からナポレオンの帝政へ―このときフランスに何が起こった?
第7章 イギリスの産業革命―人々の生活はどう変わったか?
第8章 ヨーロッパを吹き荒れた19世紀の革命の嵐
第9章 チムール・オスマン・ムガル帝国―イスラム世界の隆盛期
第10章 東アジア、そして海洋諸国の興亡―海上交易はどう発展したか?
第11章 明帝国から清帝国へ―この歴史的大転換をどう読むか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAKAPO
29
ルネッサンス・大航海時代‐明・清帝国篇は「ヨーロッパ世界が抜きんでて、他の世界を圧倒する力を蓄える過程を示した」16世紀には、オスマン-トルコ帝国が拡大しますが、主にヨーロッパが、その軍事力を使ってアジア、アメリカ、アフリカでやりたい放題の時代です。ヨーロッパ勢力の植民地であったアメリカが合衆国として独立し、現在の中国では、明・清の専制国家のもとで商工業者が獲得した富が、国家と、それを支える官僚に吸収され、彼らが太平の夢をむさぼっていたために、ヨーロッパ勢力によって、従属化されていく要因になったのです。2021/02/14