出版社内容情報
大好評『大人もぞっとする初版「グリム童話」』著者が『古事記』を大胆再現。陰謀、戦い、禁断の恋……野望と愛欲渦巻く壮大な物語
陰謀と戦い、禁断の恋、嫉妬メラメラの愛憎劇……
大好評ベストセラー『大人もぞっとする初版「グリム童話」』の著者が、
今度は歴史的名著『古事記』を大胆かつ鮮やかに再現!
◎悲劇の皇子ヤマトタケルの生涯
◎愛しい妻に会うために死者の国を訪れたイザナキを待っていたものは……
◎「天の神」vs.「地の神」戦いの意外な行方
◎浮気を疑われ、身の潔白を明かすために産屋に火を放って出産したコノハナサクヤビメ
◎兄妹が企てた仰天!天皇暗殺計画
◎天皇の座を捨ててまでも実の妹との「禁断の恋」を貫いた皇子
◎皇位継承争いが引き起こした悲劇
……etc.
日本の神話は、本当はこんなにも“スリリング”で“ロマンチック”だった!
一度は読んでおきたい、日本人の原点を知る本!
内容説明
陰謀と戦い、禁断の恋、嫉妬燃えさかる愛憎劇…日本最古の歴史的名著『古事記』を大胆かつ鮮やかに再現。いにしえの霞のかなたに広がる日本の神話・伝説の扉が、今開く。
目次
上巻(イザナキとイザナミの誕生―国生みと神生み;黄泉の国への旅立ち―妻の変貌と夫の決意;アマテラスとスサノオ―姉と弟の確執 ほか)
中巻(初代神武天皇(カムヤマトイワレビコ)の東征
十代崇神天皇と十一代垂仁天皇の世の中
十二代景行天皇の世の中 ほか)
下巻(十六代仁徳天皇の世の中;十七代履中天皇から十九代允恭天皇までの世の中;二十代安康天皇の世の中 ほか)
1 ~ 3件/全3件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chantal(シャンタール)
86
一言で感想を言えと言われたら「エログロ」か。古代天皇家の血で血を洗う謀略と報復、誰と誰がまぐわったか、が延々と語られてる😅 上中下巻の中では出雲の話が沢山出てくる上巻がやはり一番面白かった。小さい頃から聞いていたお話がたくさん出てくるし。赤岩神社、うちのすぐ近くなんだけど、まさか大国主神のイジメの現場だったとは!黄泉比良坂はあのおどろおどろしい雰囲気が今も漂ってる😅 繁栄した出雲の国が滅ぼされて、その祟りを恐れて作ったのが出雲大社だという梅原先生たちの説は私もその通りじゃないかと思う。おお、我出雲よ!2020/03/24
うっちー
76
ここから令和天皇につながると思うと感慨深いです2020/04/02
えーた
68
今年の元日の初詣の帰りに立ち寄ったコンビニで購入した一冊です。「古事記」に関しては格調高い原本から、入門書の類に至るまで挫折してきたのですが、これはとても面白く読み通せました。章ごとに前に出てきた人物や物や出来事の復習的な解説が毎回なされるのが大変いいですね。私は奈良に住んでるので地名の由来などは大変勉強になり興味深く読めました。内容もタイトル通り面白く、「古事記」の世界観や大体の雰囲気を識るにはうってつけの良書ではないかと思いました。さすがに神サマの名前全部を憶える自信はありませんけども。2016/03/20
魔王
50
日本の国の始まりを知りたくて読みました。なかなか面白いのですが、名前が覚えにくくて読むのが大変ですね。神にも天皇にも個性があり、とても面白い。天皇が出来上がるまでの話を神に置き換えているのかなと思いました。旅行で島根や宮崎にいったが知ってればもっと面白かったのかなと思います。余談ですがトリックの最初の映画でまぐわいについてふれてましたが、今になって意味がわかりました。2017/11/08
かめりあうさぎ
48
初読み作家さん。とても面白く分かりやすかった。系図好きとしてはそれがないのが唯一不満だが、他の本で補完しながら読了。にしても神様たちのなんとまぁ自由奔放なことよ。本能の赴くままひたすらにまぐわう。さて、古事記は上中下巻に分かれており、個人的には日本神話部分の上巻が圧倒的にファンタジーに満ちていて面白かった。厳密に言えば中巻の神武天皇も伝説上なんだろうけど、やはりエピソード的には大分人間ぽい。出雲大社や伊勢神宮などの成り立ちや三種神器について知れるのも楽しかったです。2019/02/26
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