出版社内容情報
ジョン・トッド[トッド ジョン]
著・文・その他
渡部 昇一[ワタナベ ショウイチ]
翻訳/解説
内容説明
頭(知力)の鍛え方、24時間の使い方、本の読み方、そして強健な心身づくりのヒントなど、素朴でありながら強力、シンプルかつ確実な「知的トレーニング」実践法!
目次
プロローグ ものを「考える頭」には限界がない!
第1章 “いい習慣”をつくれば疲れないで生きられる!
第2章 集中力・記憶力が格段にアップする「短期決戦」法!
第3章 緻密な頭をつくるための読書法!
第4章 こうすれば自分の「持ち時間」が最大限に生きてくる!
第5章 一目置かれる人の「話し方・交際術」
第6章 頭・体・気力を鍛える一番の方法
エピローグ あなたも“自分の壁”を破れる!
著者等紹介
トッド,ジョン[トッド,ジョン] [Todd,John]
アメリカに生まれる。「人生案内」で知られる牧師・著作家
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
上智大学名誉教授。英語学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
77
気を張りすぎてもいけないけれど、ある程度制約を課すこと、知的トレーニングを取り入れた生活へ。以下メモ。やり方に最大の注意を払った時に最大の成果が上がる。勤勉こそが立派な仕事を成し遂げる。早起きの習慣をつけている人は長生きする傾向がある。忠実な友は人生の妙薬である。人に語ることでその本のエッセンスは確実にものにできる。頭に浮かんだ考えは、書き留めなければすぐに消えてしまう。読書はその人の文体を作る。会話は言わば知性のご馳走である。自分を向上させ、楽しませてくれるものは、最良の本と最良の仲間である。2024/06/01
カブトムシ
46
私は自己啓発の本は、線を引きながら読むのがいいと思います。この本もそうなんですが、読んだのか忘れてました。「人生に退屈しないためにも必ず早起きを実行する」に赤線が引いてあります。「早起きを習慣としなかった人で長生きした人は少なく、まして有名になった人となるとさらに少ない。起きるのが遅くなると、当然仕事にとりかかるのも遅くなり、結局、その日全体が狂ってしまう。フランクリンいわく、『寝坊な人間は、一日あたふたし、夜になってもまだ仕事が山積みしている』と。」私は本は別にして、雑誌類は捨ててしまう事が多いです。
岡本正行
28
数ある渡部昇一先生の本、概ね内容は、よく似ている。個人的には、たいへん参考になる。文学を中心とした昭和の狂人の生活、生き方、いまの時代にあうかどうかは、そのひとしだい。生き方、職業、考え方もひとそれぞれ。渡辺昇一氏も数多くの本が、まだまだ読まれているとはいえ、亡くなって、もうだいぶ経つので、しだいに忘れられていく、当然のことながら、テレビにも出ない。時代も状況も変わっていくから、仕方のないことではある。英文学、それももう一般的ではないのではないか。サマセット・モームとか、どうなんだろう。時代遅れかな。2023/03/28
おおたん
23
タイトル通りの内容。読むと「必ず得する本」と書かれておりら頭の鍛え方、時間の使い方、本の読み方、健康づくりなど、充実した人生を送るためのヒントが掲載されています。迷った時、読み返したい本です。◆手本が良くて真似ると影響を受ける◆勉学の目的は、頭脳を鍛えること。道具のありかを知り、利用方法を知ることである◆人は悪魔に誘惑されるものだが、怠け者は自分の方から悪魔を誘惑する◆朝の遅い人間で志を叶えた者は一人もいない◆知識だけは勉強して手に入れる以外に方法はない◆運動は薬2021/07/25
ノリピー大尉
22
「刃は冷たいほどよくきれる」これを心にとめ、常に冷静でいたいものだ。本は速読で大雑把に分かるのではなく、時間がかかっても、一行ごとに読み返し、理解を確実にすることを勧めている。読書に要した時間の1/4の時間を思索に充てるとのアドバイスは、たまたま先週読んだ「インクルーション思考」と同じであった。200年近くも前の著作とは思えない。2017/03/21