感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
190
クローニン1937年の作品。 理想に燃える若き医師アンドルーが 直面する醜悪な現実を骨太に描く。 読んでいるとなぜか懐かしいのは、現代小説に 疲れたせいなのかもしれない.. 実に ごまかしのないアンドルーの生き方は 逆に今では新鮮で心地よい。この時代の 善意の象徴でもある妻クリスチンとの 日々が印象的な物語だった。 2016/09/17
fseigojp
17
これ医者以外の人間が面白がる本ではないですね 熱烈なファンは、その後出身大学の解剖の教授になりました 彼も強烈だったなあ2016/05/18
rokoroko
14
白い巨塔が発売された13歳位の頃先生に勧められて読んだ名著。今読み直すと山﨑氏はこれを読んでいたに違いないと思う。貧しく使命感に燃えていた医師が勉学に励み市井の人々の為に尽くすが次第にお金の誘惑におぼれていき、彼を支える妻に悲しい思いをさせる。先生に「白い巨塔の方が面白かった」と言ってしまった50年近く前を反省。城砦の方が読後感も与えられる感動も勝っていると思う。何と絶版になっていた2019/05/25
しまん。
6
とても面白かった。小説として最高峰の作品だと思う。キャラクターがだれもかれも魅力的だし、そのキャラクターたちがストーリーに上手に配置されていて愛着を抱かずにはいられない。クローニンは他の作品ももっと読んでみたい。2012/02/18
Chikara Takeuchi
4
頑張ろうと思える本だった。2014/02/13