出版社内容情報
医師であり仏法者である著者が教える、あらゆることを穏やかに受け容れるヒント。人生を“生き切る”ための「こころの実用書」。
医師であり、龍谷大学大学院で仏教講座の教壇にも立つ仏法者が教える、
あらゆることを穏やかに受け容れるヒント。
医療技術の進歩で、患者が死と向き合う時間は長くなる一方。
大切な人の「死」を意識せざるを得ない
家族、友人、愛する人たちは、
どう寄り添い、どう受け容れ、どう語りかけたらいいか。
また、自分の老いや病気を、どのように受け取ればよいのか。
医師として、仏の教えを説く者として、
多くの事例をもとに示していきます。
◇「がんで亡くなる」とは、どういうことか
◇「なぜ、自分が……」をどう癒していくか
◇「後光がさすような風格」を感じさせる人
◇九十歳を過ぎて健診を受けるのか
◇人事を尽くしたら「あとは、おまかせ」
「私は、私でよかった」と思えるようになるための「こころの実用書」。
【著者紹介】
龍谷大学大学院教授 「西本願寺医師の会」発起人
内容説明
比べない、誇らない、気にしない…すると、「余計な悩み」が消えていく!…お医者さんであり、仏法者である著者が教える「いのちの意味」「心のゆとり」とは―NHKニュース「おはよう日本」に出演、大反響!
目次
1章 「大往生」できる人 できない人―あわてない、こだわらない、気に病まない(「いつか、必ずやってくること」への心がまえ;「損したくない、負けたくない」の殻を破る ほか)
2章 ひたむきに生きる人 小賢しく生きる人―「私は、私でよかった」と思えるか(「自分ばかり、なぜつらいのか」と思った時は;「死を見せること」は、次世代への遺産 ほか)
3章 「おまかせ」して生きる人 生きられない人―「取り越し苦労」ほど、つまらないものはない(養生しても、死ぬ時は死ぬ;人事を尽くしたら「あとは、おまかせ」 ほか)
4章 「心の汚れ」をきれいにする人 しない人―「独り善がりな自分」に気づく(人生は「楽しまなければ損」なのか;「心の汚れ」の代表選手とは? ほか)
5章 自分の「お役目」を果たす人 安心して生きる人―人はどんな「境遇」でも輝いて生きられる(「必ずそばにいますから」;「いつまで生きるか」と「いかに生きるか」 ほか)
著者等紹介
田畑正久[タバタマサヒサ]
1949年、大分県生まれ。九州大学卒業、医学博士。龍谷大学大学院教授。九州大学医学部付属病院、国立中津病院外科医長、国東市民病院長を経て、現在、佐藤第二病院(大分県宇佐市)院長。「歎異抄に聞く会」主宰。外科医として活躍する傍ら、仏教(浄土真宗)の研究、啓蒙に取り組み、「西本願寺医師の会」発起人の一人として、医療と仏教の協力関係構築を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。