失敗の予防学―人は、なぜ“同じ間違い”を繰り返すのか

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784837922414
  • NDC分類 509.8
  • Cコード C0030

内容説明

「まさか!」「またか!」―誰でも「頭の中が真っ白」になったり、「顔から火が出た」りした経験があるはず。しかし、失敗は「事前の対応」しだいで、必ず防げるものなのだ。では、どうしたら防げるのか―?「失敗学」の第一人者が、過去の失敗例を「科学の目」で徹底的に解剖し、その予防策を体系的にわかりやすくまとめた画期的な本。個人の成功でも、また会社の発展においても、今、一番必要とされる「考え方」がここにある。

目次

1 失敗を防ぐ“黄金”の「基本ルール」―「科学の目」で失敗を分析する(他山の石の法則―失敗の「模範例」を頭に入れておけば7割の失敗は防げる;慢心の法則―古典的失敗例“不沈船・タイタニック号”の悲劇を生んだ最大原因 ほか)
2 将来の“致命傷”を芽のうちに摘む「ハインリッヒの法則」―「小さな予兆」を見逃さない(予兆の法則―「まさか!」を芽のうちに摘み取る;自己過信の法則―自分勝手な“カイゼン”は命取りになる ほか)
3 悪条件を「チャンス」に転換する法―失敗も処理しだいで逆に「信頼感」を強化(ブランド最優先の法則―目先の“取り繕い”はあとで必ず高くつく;大本気の法則―“逃げも隠れも嘘もない”姿勢を示す ほか)
4 失敗からイノベーション(革新)を生む力―失敗を「資産」として活用できる人(トライ&エラーの法則―“常識の2割”は間違い、ここに気づけるか;一極集中の法則―“オール・オア・ナッシングのリスク”を排除する ほか)
5 失敗を防ぐだけに終わらせない最高の「“創造的”危機管理」―これが「失敗学の伝道師」としての使命(性悪説の法則―“マニュアル”はいつも破られるためにある;過剰適応の法則―“超ダーウィニズム”に足をすくわれないために ほか)

著者等紹介

中尾政之[ナカオマサユキ]
東京大学大学院工学系研究科教授・博士(工学)。1983年、東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、日立金属(株)に入社、磁性材料研究所に勤務。1989年、H M T Technology Corp.(米国カリフォルニア州)に出向し、磁気ディスク生産設備の立ち上げに従事。1992年より東京大学工学部助教授、2001年より現職。ナノ・マイクロ加工、加工の知能化、科学器械の微細化などの生産技術に関する研究に従事すると同時に、失敗学のエキスパートとしてテレビや新聞などのメディアでも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ことよん

3
ビジネスの事例は、その後、その人や会社が問題を起こしている場合がいくつかあり、簡単には分析、実行できないなぁ、と思いました。2019/09/01

ケルトリ

3
前半は人はどのように失敗を起こすのか、失敗が起きる時の人間の心理状態について。後半からは失敗は成功の母である、といった内容になっていた。 失敗が起きる時の心理を”知っているだけ”でも、実際にそのような場面に直面した時の対応の仕方というのは変わって来ると思った。2019/07/31

みゆすけ

3
★★★★★  4.8 非常にためになりました。 おすすめです。 二度読みしようか2016/09/25

おかみつる

2
失敗に対して取り組んで解決策をルール化すること  とりあえずやってみようというのは、早い話が思考停止、議論中断を意味するもの  リーダーは失敗に対して  決して叱らない。反対に感謝する  すぐに対処する  報告から改善案までを指導しながら一緒に考える  失敗がわかったら被害・損失・コストを最小限に抑える  スムーズにソフトランディングできるかを考えておく  効率の追求はリスクの増大  標準化が進み最適工程しかしらないエンジニアばかりになるとちょっとした障害に対応ができない 

かず

2
サービスに不満をもっても96%のお客はクレームを言わない。クレームを示さない客の96%は二度と来店しなくなる2014/08/03

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